11月22日(水)、第42期碁聖就位式(主催・新聞囲碁連盟)が東京・新橋の「第一ホテル東京」で行われた。
主役はもちろんこの夏の挑戦手合五番勝負で山下敬吾九段の挑戦を3連勝で退けた井山裕太碁聖だ。
主催の新聞囲碁連盟を代表して河北新報社の取締役事業担当の鈴木紳一様から挨拶の後、山城宏日本棋院副理事長、正岡徹関西棋院理事長のあいさつ、さらに山城副理事長から允許状の授与が行われた。
2度目の七冠、LG杯での決勝進出という祝辞にうってつけの話題で会場に花が咲いた。
謝辞にたった井山碁聖は、「碁聖戦の主催の皆様、開催してくださった地元の皆様、応援してくださった皆様に感謝を申し上げます。今期の挑戦者である山下九段との戦いは第1局で苦しくして負けを覚悟した場面もありましたが、紙一重の戦いを乗り切って防衛につながることができたことで、名人戦へつなげられ、さらに七冠復帰の流れになったかと思います」とお礼を述べた。
さらに続けて、「世界戦への出場についても棋戦主催の各社様のご協力をいただいたことで数多く出場できております。今回、直近の棋戦で決勝に進むことができました。いい戦いをして皆様にいいご報告をできるようにがんばりたいと思います」と抱負を語った。
最後に「現在、王座戦を防衛し、天元戦でも戦っております。対戦相手の一力遼八段は将来の囲碁界を背負う棋士であることは間違いない存在ですので、お互いに成長していくためいい戦いをこれからも精一杯していけたらと思います」と結んで万雷の拍手を受けた。
詳細は新聞囲碁連盟加盟紙(こちら)の報道をはじめ週刊碁の記事にてお楽しみください。