王銘琬九段が6月4日、東京都千代田区の日本棋院市ヶ谷本院で行われた第54期十段戦予選Aで許家元三段と対戦し、白番中押し勝ちをおさめました。
これで王九段は日本棋院史上16人目の公式戦通算1000勝達成となりました(571敗2持碁2無勝負)。
史上16人目の1000勝を達成 |
台湾出身の後輩棋士・許家元を下した |
これにより王九段は
・53歳6ヶ月での達成となり史上9位
(最年少記録は二十五世本因坊治勲の43歳1ヶ月)
・入段から38年2ヶ月での達成となり史上8位
(1位は依田紀基九段の31年3ヶ月)
・達成時勝率 .637となり史上12位
(1位は小林光一名誉棋聖の .680)
となりました。
王銘琬九段は昭和36(1961)年11月22日生まれ。53歳。
台湾台北市出身。
昭和52年入段。平成4年九段。
平成元年にNEC俊英トーナメント優勝で初タイトル。
平成12年、第55期本因坊戦で趙善津本因坊を4-2で破り本因坊奪取。
平成13年、第56期本因坊戦で張栩七段の挑戦を4-3で退け初防衛。
平成14年、第50期王座戦で趙治勲王座を破り初の王座獲得。
平成24年、第2回マスターズカップ優勝
・初勝利
昭和52年4月20日
大手合 神田英初段に黒番5目勝ち
・通算勝数第1位は
二十五世本因坊治勲の1455勝