井山裕太棋聖に一力遼八段が挑戦する第42期棋聖戦挑戦手合七番勝負【主催:読売新聞社】の第4局が2月15日(木)9時に岩手県大船渡市の「大船渡市民文化会館」で始まった。持ち時間は各8時間。1日目は、本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり、16日(金)に2日目が打ち継がれる。
井山の3連勝で迎えた第4局。井山が6連覇、七冠維持を決めるか、一力が踏みとどまるか注目の一戦。対局の詳細については読売新聞の報道と観戦記、週刊碁と月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
14日には前夕祭が開かれ、両対局者が意気込みを語った。
両対局者コメント
井山棋聖「こちらに到着した時にすごく驚いたんですけど、こんなに暖かく迎えていただけると思っていなかったので、非常にうれしく思っています。私はいろいろなタイトル戦で全国各地に行かせて頂いていますが、岩手県に来させていただいたのは今回が初めてでして、非常に楽しみにして参りました。
まだまだこちらでは震災の影響で、大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思いますが、囲碁を通じて少しでもお力になれれば非常にうれしく思います。明日からの対局もそういう気持ちで精一杯最後まで戦い抜きたいと思いますので、明日からよろしくお願いいたします」
一力八段「震災からもうすぐ7年になりますが、こちらに来る道中でもまだまだ震災復興は道半ばだな、ということは感じましたし、数多くの犠牲者もいらっしゃると思うので、まず心からお見舞い申し上げます。
この大船渡に来させていただくのは今回が初めてなんですが、暖かく歓迎していただいているなというのは身に染みて感じました。明日からの対局ですが、この大船渡は囲碁が盛んな地で非常に熱心なファンの方も多いと思いますので、そういったファンの方々にいい碁をお見せできるように、そして一局でも多く打てるように頑張りたいと思います」
第42期棋聖戦第4局25手目まで
黒:井山裕太棋聖 白:一力遼八段
現地陣営
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