井山裕太碁聖に山下敬吾九段が挑戦する第42期碁聖戦挑戦手合五番勝負【主催:新聞囲碁連盟】の第2局が7月19日に広島県廿日市市の「 宮島ホテルまこと」で行われた。
第1局は井山碁聖が先勝。春から続く連勝街道をひた走る。山下はこれを止められるか、注目が集まる第2局は、18時14分終局、145手完、黒番中押し勝ちで井山が勝利。第1局に続いて連勝だ。持ち時間は各4時間、残り時間はともに2分だった。
これで井山は、昨年名誉碁聖の資格を得た5連覇に続く6連覇へあと1勝。挑戦者の山下は崖っぷちに立たされた。
注目の第3局は、7月25日(火)に熊本県熊本市の「 ホテル日航熊本 」で行われる。
詳細は新聞囲碁連盟加盟紙の新聞観戦記をはじめ、月刊碁ワールド、週刊碁の記事にてお楽しみください。
両対局者局後のコメント
井山碁聖「(最初のワカレについて)決断したときは仕方がないのかと思って打っていたが、そんなに自信もないかもしれない。黒97に回って少し利き筋になっているので、その辺りではどちらかと言うと良さそうに思ったが、それまではよくわからなかった。(第3局に向けて)もう来週ですので、いい状態で臨める様頑張りたいと思います」
山下九段「(左上について)攻めの具合をもう少しきびしくいけると思ったが、どう攻めてよいか分からなかった。(白98の切りについて)受けているようではダメだと思った(ので切った)。(第3局に向けて)第1局、第2局とまずい碁が続いているので、何とか少しいい碁が打ちたいと思います」
碁聖戦挑戦手合五番勝負は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
第42期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局
黒:井山裕太碁聖 白:山下敬吾九段 黒番中押し勝ち
(幽玄の間解説:山本賢太郎五段)
現地陣営
立会:中野寛也九段記録:阪本寧生五段、吉川一二段
現地大盤解説:平田智也七段
聞き手:万波奈穂三段
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