井山が連勝!防衛まであと1勝【第43期天元戦挑戦手合五番勝負第2局】


井山裕太天元一力遼七段が挑戦する第43期天元戦挑戦手合五番勝負(主催・新聞三社連合)の第2局が10月27日(金)に北海道札幌市の「ホテルエミシア札幌」で行われた。

結果は井山が162手まで白番中押し勝ちをおさめ、開幕から連勝。タイトル防衛にあと1勝とした。終局時刻は17時2分。持ち時間3時間のうち残り時間は両者ともに1分だった。注目の第3局は、11月24日(金)に福岡県宗像市「宗像ユリックス」にて行われる。

詳細は、主催の新聞三社連合の新聞社の報道と観戦記(掲載紙はこちら)、天元戦特設サイト週刊碁月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。

両対局者のコメント

井山天元「上辺を荒らされ、普通に打つのではダメだと思った。成算はなく無理気味かもしれないが、下辺を切ってカケ継いだあたり(白88・90)で、まだ難しい図もありそうだが流れは良くなったと思った。右下のコウになったときは正しく打てれば、少し良いと思った」

一力七段「序盤から少し良くなかった。勝負できる図もあったかもしれないが、基本的に黒が悪い図が多い」

連勝でタイトル防衛まであと1つとした井山
連敗となった一力(左)、次局以降の巻き返しに期待
武宮九段(右)、万波三段による大盤解説会
終局後に両対局者も大盤解説会に登場
注目の対決とあって、350名を超える囲碁ファンが訪れ大盛況となった
対局が行われたホテルエミシア札幌

天元戦挑戦手合五番勝負は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。

第43期天元戦挑戦手合五番勝負・第2局

黒:一力遼七段 白:井山裕太天元 白番中押し勝ち

(幽玄の間解説:王銘琬九段

現地陣営

立会
工藤紀夫九段
現地大盤解説
解説:武宮正樹九段 聞き手:万波奈穂三段
記録
伊藤優詩四段藤村洋輔三段

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