「DeepZenGo」が優勝!【中信証券杯 第1回世界電脳囲碁オープン戦】


囲碁AIによる世界大会「2017 中信証券杯 第1回世界電脳囲碁オープン戦」が8月16日、17日に中国の内モンゴルオルドス伊金霍洛旗大劇院で行われた。

17日に行われた決勝戦で、日本から出場したDeepZenGoが、中華台北のCGIに258手まで白番中押し勝ちし優勝を決めた。

世界各国から12ソフトが出場し、16日にスイス方式の5回戦による予選を行い、17日に上位8ソフトによる決勝トーナメントが行われた。
日本からはDeepZenGo、Rayn、AQの3ソフトが出場し、全3ソフトが予選を通過した。決勝トーナメントでは、1回戦でRayn、AQが敗れたもののDeepZenGoは韓国のDolBaramに勝利、続く準決勝では中国の絶芸に勝利し決勝進出を決めていた。

優勝した「DeepZenGo」は、18日10時頃から世界戦優勝経験者の孔傑九段と対局を行う。
この対局は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。

DeepZenGo開発チーム代表加藤英樹さんのコメント

昨日は中華台北のCGIが活躍した日だった。今日は日本のZenが活躍した日だった。
勝率がすごく落ちたが、決定的なところまでは落ちなかったので頑張っていたら、相手が間違えて逆転した。

優勝を決めたDeepZenGo開発チームの加藤さん(写真提供:sina.com)

出場ソフト

日本
DeepZenGo、Rayn、AQ
中国
絶芸、神算子、天壌囲碁、先知囲碁
韓国
DolBaram
ヨーロッパ
Golois、leela
アメリカ
MuGo
中華台北
CGI