< テーマ図(黒番) >
山部九段は私が院生に入った40年前くらいは現役でいらっしゃり長身にキレイな銀髪で、タバコの吸い方がカッコいい憧れの大先生でした。
碁も華麗で外連味が無く投げっぷりも天下一品。意に染まない手があると形勢はまだまだと思っていた相手がキョトンとする中を「いや~いけません」と言って投了するくらいでした。
そんな大先生が若かりし頃に日本棋院の看板を背負って橋本宇太郎先生と打った碁を取り上げさせていただきました。
もちろん未熟者の私に両先生の碁を解説する力はありませんので皆さまと一緒に当時の熱量を感じたいと思います。