棋士が選んだこの一手

横塚力が選んだこの一手

対局日 2013年6月30日
棋戦名 第25回テレビ囲碁アジア選手権決勝 総譜はこちら
対局者
(段位は当時)
黒 朴廷桓九段
白 井山裕太九段



  • 朴廷桓九段
  • VS

  • 井山裕太九段


< テーマ図(白番) >
 約11年前に井山さんが世界戦で決勝まで勝ち上がり、多くの囲碁ファンの注目を集めた一局です。決勝戦の相手は当時世界ランキング1位の朴廷桓九段。白1に手を抜いて黒2のハネを利かしにきたところです。
  • < 1図 >
     白aと受ければ無難ですが、井山さんは果敢に白1と切っていきました。世界戦決勝という大舞台で隅を手抜き、上辺を切ったこの一手が個人的に素晴らしいと思いました。
  • < 2図 >
     その後の実戦の進行です。黒は左上を連打して隅の白地を黒地に変え、白5、7と中央を手厚くしました。△の切りが優勝に導く一手になったのではないかと思います。

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