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高尾 紳路天元
生年月日 昭和51年10月26日
入   段 平成3年
所   属 日本棋院東京本院
井山 裕太棋聖
生年月日 平成元年5月24日
入   段 平成14年
所   属 日本棋院関西総本部
略 歴 略 歴
たかお・しんじ 1976年、千葉市生まれ。
故藤沢秀行名誉棋聖に入門し、91年プロ入り(初段)。96年、第21期新人王戦で優勝。2005年、第60期本因坊戦で7大タイトルを初獲得。06年、第31期名人戦で勝ち、史上6人目の名人・本因坊に。07年、本因坊戦3連覇を機に「本因坊秀紳」の雅号を名乗る。天元戦は初挑戦の前期、井山裕太天元(当時)から奪取した。師匠から受け継いだ手厚い棋風が特徴。
いやま・ゆうた 1989年、大阪府東大阪市生まれ。
石井邦生九段に入門し、2002年プロ入り(初段)。09年、第34期名人戦で史上最年少の名人になったのをはじめ、7大タイトルを次々に獲得し、13年、史上初の6冠同時制覇。現在は棋聖、名人、本因坊の「大三冠」に、碁聖を加えた4冠を保持している。天元戦は第37期から3連覇したが、前期失冠。バランスが良く、柔軟に打ち回す。
5番勝負への抱負 5番勝負への抱負
 来るべき人が来たなという感じです。井山さんは前から抜きん出て強かったが、最近はますます隙がなくなってきたように見えます。前回のシリーズでは負け方がひどく、勝てる気がしなかった。勝てたのはたまたまで、今回は防衛戦だが挑戦者の気持ちで臨みたいです。今年はヨセで間違えるなど、後半がだらしない碁が多い。5番勝負ではそのようなことがないようにしたい。しっかりと集中して、井山さんと一局でも多く打ちたいです。  またこの舞台に戻ってくることができて、うれしい。ただ、本戦トーナメントは苦しい碁が多かったので、運がよかった。失冠したことで対局数は増えたが、逆にいいリズムで臨めています。高尾さんは手厚さに加えてスピード重視の碁。このイメージは昨年と変わりません。前期は勝負どころで踏ん張りきれなかったという思いがあります。今期も一局一局は大変だと思いますが、踏ん張りたいし、最後まで戦い抜きたいですね。
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