一力、4年ぶり4度目の優勝!【第11回おかげ杯囲碁トーナメント戦】


 30歳以下の棋士で争われる第11回おかげ杯囲碁トーナメント戦(協賛:株式会社濱田総業)本戦が 12月21日(月)10時に日本棋院東京本院で開幕した。21日に1回戦、2回戦、22日10時より準決勝、13時30分より決勝が行われ 一力遼二冠(天元・碁聖)伊田篤史八段に241手までで黒番中押し勝ちをおさめ 4年ぶり4回目の優勝を飾った。伊田の初優勝はならなかった。
 3位決定戦は、村松大樹六段村川大介九段に 125手までで黒番中押し勝ちをおさめ、3位となった。
 また表彰式の後、小林覚日本棋院理事長より「若手を育てる棋戦」として一定の役割を終えたとしてこの第11回をもって当棋戦が終了となることが伝えられた。

ネット対局「幽玄の間」では2回戦以降の全局を棋譜ライブ中継いたしました。 日本棋院囲碁チャンネルでは準決勝、決勝の模様を 映像ライブ配信いたしました。

決勝対局結果(左勝者、△黒番)

12月22日(火)13時30分~ 準決勝
勝者結果相手
一力遼二冠中押し 伊田篤史八段
一力、今年出場した「早碁棋戦」で優勝が2つ、準優勝が1つ
伊田、惜しくも準優勝
村松、東京まで来て対戦相手は、関西棋院、関西総本部、中部総本部、関西棋院
先に終局したため部屋を替えて検討
2階大ホールでは張豊猷八段下坂美織三段による大盤解説会が行われた
昨年までは「赤福」の看板前が定番の優勝者記念写真
出場棋士記念撮影

第11回おかげ杯囲碁トーナメント決勝 終局図

黒:一力遼二冠(天元・碁聖) 白:伊田篤史八段

(幽玄の間解説:関航太郎三段



棋戦概要

棋戦名
第11回おかげ杯囲碁トーナメント戦
主催
公益財団法人日本棋院
協賛
株式会社濱田総業
日程
12月21日(月)10時 1回戦/13時30分 2回戦
12月22日(火)10時 準決勝/13時30分決勝・3位決定戦・大盤解説会
対局方式
16名によるトーナメント戦
NHK杯方式(一手30秒 1分単位で10回の考慮時間)
対局場所
日本棋院東京本院
出場資格
2020年1月1日現在で30歳以下

出場選手