世界の女流棋士24名で争われる第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権の組合せ抽選が7月29日に行われた。
日本からは藤沢里菜五段、上野愛咲美四段、鈴木歩七段、仲邑菫二段が出場予定だったが、藤沢が7月28日に新型コロナウイルスに感染していることが判明したため、大会不参加となり、代わりに牛栄子四段が出場することになった。
日本選手の1回戦組み合わせは牛栄子四段―呉依銘四段（中国）、鈴木歩七段―Virzhinia Shalnevaアマ三段（ロシア）、仲邑菫二段―李小溪二段（中国）となった。上野は31日の2回戦からの出場となる。
新型コロナウイルス拡大感染に伴い、各国間の移動制限が生じているため、第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権はネット対局「野狐」囲碁 にて行われる。
7月30日（土）に1回戦、31日（日）に2回戦、8月1日（月）に3回戦が行われ、準決勝戦と決勝戦については未定となっている。
この対局の模様は、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。 またYouTube「日本棋院囲碁チャンネルでは30日の1回戦を安達利昌七段が、31日の2回戦は広瀬優一六段の解説でお届けします。

【1回戦組み合わせ】

牛栄子四段（日本）―呉依銘四段（中国）
仲邑菫二段（日本）―李小溪二段（中国）
芮廼偉九段（中国）―黒嘉嘉七段（中華台北）
豊雲九段（北米）―Dina Burdakova アマ五段（ロシア）
周泓余六段（中国）―金恩持三段（韓国）
鈴木歩七段（日本）―Virzhinia Shalneva アマ三段（ロシア）
汪雨博四段（中国）―盧鈺樺四段（中華台北）
殷明明初段（北米）―曺承亜五段（韓国）

棋戦概要

棋戦名

第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権

主催

中国囲棋協会、福州市人民政府

協賛

福州市体育局、鼓楼区人民政府、長楽区人民政府、福州市囲碁協会

協力

日本棋院、韓国棋院、台湾棋院、ヨーロッパ囲碁連盟、アメリカ囲碁協会、福建省囲碁協会

優勝賞金

50万人民元

対局概要

対局日時

1回戦7月30日（土）13時対局開始（中国時間12時）
2回戦7月31日（日）13時対局開始（中国時間12時）
3回戦8月1日（月）13時対局開始（中国時間12時）

対局場所

日本棋院東京本院4階会議室にて、インターネットサイト「野狐」を使用してのオンライン対局

対局方式

24名のトーナメント戦
中国ルールコミ7目半
持時間各2時間、秒読み60秒5回

抽選

1回戦は7月29日（金）17時30分に抽選予定。

出場選手

日本代表

中国代表

於之瑩七段（前回準優勝）、芮廼偉九段、陸敏全六段、王晨星五段、李赫五段、汪雨博四段、呉依銘四段、李小溪二段

韓国代表

崔精九段（前回優勝）、呉侑珍九段、金彩瑛七段、曺承亜五段、金恩持二段

中華台北

盧鈺樺四段

北米

豊雲九段、殷明明初段

欧州

DinaBurdakovaアマ五段（ロシア）、Virzhinia Shalnevaアマ四段（ロシア）

ワイルドカード

周泓余六段（中国）、黒嘉嘉七段（中華台北）