30歳以下、七段以下の棋士で争われる
第16回広島アルミ杯・若鯉戦本戦トーナメント
(特別協賛:
広島アルミニウム工業)が
広島県広島市「
ホテルマイステイズ広島 平和公園前」で11月20・21日の2日間にわたり行われた。
20日に1回戦・2回戦、21日に準決勝・決勝が行われた。決勝は
上野愛咲美女流棋聖対
西健伸五段で行われ、
上野愛咲美女流棋聖が225手まで黒番中押し勝ちをおさめ優勝した。
終局後のコメント
- 上野愛咲美 女流棋聖
- 「たくさん打てたことが嬉しいです。
まさか優勝できると思ってなかったので、すごい嬉しいですし、里菜先生に続けたことが本当に嬉しいです。
(勝因は?)対局前にバナナを食べまして。そのほかにもルーティンをしっかりやりました。妹が一緒にきてくれたので、変な気合とかが入らずに自分らしく打てたかなと。
(決勝戦の)序中盤に問題があって、あんまりいいとは思ってなかったです。中盤の終わりごろからは、結構うまく打てたかなと。
(今年を振り返って)毎年、何か結果を残したいと思っているんですけど、今年は全然結果が出せてなくて。今年はだいたい準優勝。もうダメかなと思ってたんですけど、今回優勝出来て、嬉しいなぁって。
自分にあんまり期待していなかったので、気楽に打てたのが逆によかったです」
- 西健伸 五段
- 「準決勝同様、ひどい碁を打っちゃって・・・。もうちょっとうまく打ちたかったです・・・。
今大会のテーマが「ぼやかない」ってことだったんですが、最初はよかったけど、準決勝、決勝と進むにつれて、やっぱり出てしまって(笑)。直したいです。
んー・・・。どの碁も我慢強くは打てたので、メンタルが充実してればこういうこともなくはないんだなと。
全体的に運がよかったです。ほんまに。ちょっと前の自分なら、これも実力と思っていたかもしれないですけど、今は自分の実力を知ってるので。
また明日から勉強せんとなと思います」
対局結果(左勝者、△黒番)
11月21日(日)10時00分~ 準決勝
11月21日(日)14時00分~ 決勝
ネット対局「
幽玄の間」では1回戦の注目局4局と2回戦以降の全局を棋譜ライブ中継をご覧いただけます。
また、YouTubeの
日本棋院囲碁チャンネルでは1回戦~決勝の各ラウンドの注目局1局および解説の映像配信をご覧いただけます。