藤沢が女王に。そして女流名人戦へ【第1回博多・カマチ杯女流オープン戦決勝】


 第1回博多・カマチ杯女流オープン戦(協賛:医療法人社団埼玉巨樹の会) 決勝が10月9日11時より福岡県福岡市中央区「ヒルトン福岡シーホーク」で打たれ、 藤沢里菜女流立葵杯が上野愛咲美女流本因坊に231手までで黒番中押し勝ちをおさめ 「博多・カマチ杯」を獲得した。
終局時刻は16時1分。残り時間は黒番の藤沢が3分、白番の上野が1分だった。
 また向井千瑛五段、牛栄子三段による3位決定戦は、向井が311手までで黒番半目勝ちで3位となった。

 なお「博多・カマチ杯女流オープン戦」は協賛のカマチグループが休止となっていた「女流名人戦」に協賛することとなり第1回で終了となる。

この対局の模様は「日本棋院囲碁チャンネル」、 ネット対局「幽玄の間」にてライブ中継いたしました。

決勝の結果(左勝者 △先番)

藤沢里菜女流立葵杯 - 上野愛咲美女流本因坊

終局後のコメント

●藤沢里菜博多・カマチ杯
「序盤からあまり打ったことが無い形がでてずっと判断ができていなかったが打ちたい手は打てていたと思う。右下白三々の石を取れて安心した格好になった。 終盤に入って少し残りそうな形勢と感じた。福岡は初めて来たが素晴らしい場所で昨日と今日は海岸沿いを散歩した。ずっとここに居たいと思うくらいに絶景と雰囲気を味わった。 福岡で対局できたことをうれしく思います」

藤沢笑顔の優勝
関係者で記念撮影
上野、悔しい準優勝



陣容

対局者
決勝:上野愛咲美女流本因坊藤沢里菜女流立葵杯
3位決定戦:向井千瑛五段牛栄子三段
記録
兆乾二段、辻華初段、森智咲初段
幽玄の間
解説:山田規三生九段(決勝のみ)
日本棋院囲碁チャンネル
解説:趙治勲名誉名人、林漢傑八段
聞き手:謝依旻六段、星合志保二段