日本勢は2回戦で敗退【第14回春蘭杯世界囲碁選手権2回戦】


 中国主催の国際棋戦、第14回春蘭杯世界囲碁選手権の2回戦が3月24日に行われた。今大会は新型コロナウイルス拡大感染に伴い、各国間の移動制限が生じているため、インターネット対局サイト「野狐」を使用して行われている。
 日本からは5名が出場し、22日の1回戦では佐田篤史七段が勝ち上がっていたが、24日の2回戦で中国の唐韋星九段に敗れ、日本勢は2回戦で敗退となった。
 準々決勝は2022年10月頃に行われる予定。

国際棋戦初のベスト8入りはならず
世界に「佐田」の名前を印象づけた
春蘭杯前回準優勝の唐韋星

準々決勝組み合わせ

申眞諝九段(韓国)  ―  柯潔九段(中国)
楊鼎新九段(中国)  ―  李軒豪八段(中国)
申旻埈九段(韓国)  ―  唐韋星九段(中国)
李維清九段(中国)  ―  卞相壹九段(韓国)

2回戦の結果(左側が勝者、△印は先番)

 卞相壹九段(韓国)  中押し △辜梓豪九段(中国)
 李軒豪八段(中国)  中押し △許皓鋐七段(中華台北)
 柯潔九段(中国)  中押し △金明訓八段(韓国)
 唐韋星九段(中国)  中押し 佐田篤史七段
 申旻埈九段(韓国)  中押し △丁浩九段(中国)
△楊鼎新九段(中国)  中押し  金志錫九段(韓国)
△申眞諝九段(韓国)  中押し  李欽誠九段(中国)
△李維清九段(中国)  1目半  朴廷桓九段(韓国)

棋戦概要

棋戦名
第14回春蘭杯世界囲碁選手権
主催
中国囲棋協会、春蘭集団
優勝賞金
15万ドル

対局概要

対局日時
1回戦 3月22日(火)11時30分 対局開始(日本時間)
2回戦 3月24日(木)11時30分 対局開始(日本時間)
対局場所
日本棋院東京本院6階にて、インターネット対局サイト「野狐」使用しての対局
対局方式
24 名のトーナメント戦
中国ルール、コミ7目半
持時間各2時間30分、秒読み60秒5回

出場選手

日本
中国
唐韋星九段(前回準優勝)、柯潔九段、辜梓豪九段、楊鼎新九段、丁浩九段、羋昱廷九段、李維清九段、時越九段、李欽誠九段、李軒豪八段
韓国
申眞諝九段(前回優勝)、朴廷桓九段、申旻埈九段、卞相壹九段、金志錫九段、金明訓八段
中華台北
許皓鋐七段
北米
李立言(Ryan Li) 三段
欧州
Ilya Shikshin 四段

日本棋院 書籍・雑誌PR