世界の女流棋士24名で争われる第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権が7月30日に開幕した。
日本からは上野愛咲美四段、牛栄子四段、鈴木歩七段、仲邑菫二段が出場している。
30日の1回戦では鈴木歩七段がVirzhinia Shalnevaアマ三段(ロシア)を降したものの、牛栄子四段が中国の呉依銘四段に、仲邑菫二段が中国の李小溪二段に敗れて2回戦に進むことが出来なかった。勝った鈴木はシードの上野とともに31日の2回戦に出場する。
新型コロナウイルス拡大感染に伴い、各国間の移動制限が生じているため、第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権はネット対局「野狐」囲碁 にて行われる。また藤沢里菜五段が出場予定だったが、7月28日に新型コロナウイルスに感染していることが判明したため、牛栄子四段が代わりに出場している。
7月30日(土)に1回戦、31日(日)に2回戦、8月1日(月)に3回戦が行われ、準決勝戦と決勝戦については未定となっている。
この対局の模様は、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。
またYouTube「日本棋院囲碁チャンネルでは30日の1回戦を安達利昌七段が、31日の2回戦は広瀬優一六段の解説でお届けします。
【2回戦組み合わせ】
金彩瑛七段(韓国)―呉依銘四段(中国)王晨星五段(中国)―曺承亜五段(韓国)
鈴木歩七段(日本)―陸敏全六段(中国)
於之瑩七段(中国)―黒嘉嘉七段(中華台北)
李赫五段(中国)―盧鈺樺四段(中華台北)
上野愛咲美四段(日本)―周泓余六段(中国)
崔精九段(韓国)―李小溪二段(中国)
呉侑珍九段(韓国)―豊雲九段(北米)
【1回戦の結果】
△呉依銘四段(中国) 7目半 牛栄子四段(日本)李小溪二段(中国) 中押し △仲邑菫二段(日本)
黒嘉嘉七段(中華台北) 中押し △芮廼偉九段(中国)
豊雲九段(北米) 半目 △Dina Burdakova アマ五段(ロシア)
周泓余六段(中国) 10目半 △金恩持三段(韓国)
鈴木歩七段(日本) 中押し △Virzhinia Shalneva アマ三段(ロシア)
△盧鈺樺四段(中華台北) 中押し 汪雨博四段(中国)
△曺承亜五段(韓国) 中押し 殷明明初段(北米)
棋戦概要
- 棋戦名
- 第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権
- 主催
- 中国囲棋協会、福州市人民政府
- 協賛
- 福州市体育局、鼓楼区人民政府、長楽区人民政府、福州市囲碁協会
- 協力
- 日本棋院、韓国棋院、台湾棋院、ヨーロッパ囲碁連盟、アメリカ囲碁協会、福建省囲碁協会
- 優勝賞金
- 50万人民元
対局概要
- 対局日時
- 1回戦7月30日(土)13時対局開始(中国時間12時)
2回戦7月31日(日)13時対局開始(中国時間12時)
3回戦8月1日(月)13時対局開始(中国時間12時) - 対局場所
- 日本棋院東京本院4階会議室にて、インターネットサイト「野狐」を使用してのオンライン対局
- 対局方式
- 24名のトーナメント戦
中国ルールコミ7目半
持時間各2時間、秒読み60秒5回 - 抽選
- 1回戦は7月29日(金)17時30分に抽選予定。
出場選手
- 日本代表
- 中国代表
- 於之瑩七段(前回準優勝)、芮廼偉九段、陸敏全六段、王晨星五段、李赫五段、汪雨博四段、呉依銘四段、李小溪二段
- 韓国代表
- 崔精九段(前回優勝)、呉侑珍九段、金彩瑛七段、曺承亜五段、金恩持三段
- 中華台北
- 盧鈺樺四段
- 北米
- 豊雲九段、殷明明初段
- 欧州
- DinaBurdakovaアマ五段(ロシア)、Virzhinia Shalnevaアマ四段(ロシア)
- ワイルドカード
- 周泓余六段(中国)、黒嘉嘉七段(中華台北)