韓国主催の国際棋戦「第26回LG杯朝鮮日報棋王戦」準々決勝が2021年11月7日(日)、8日(月)に行われ、
日本の一力遼九段が8日に韓国の申眞諝九段と対戦し145手までで白番中押し負けを喫した。
これで日本勢は全員敗退となった。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」ではLG杯の模様を全局棋譜ライブ中継いたします。
終局後のコメント
- 一力遼九段
- 「(大会を振り返って)今日の碁は途中から拙すぎた。判断に自信をもてていない部分がここ最近の碁ではでている。 中盤は形勢もよくわかってなかったですし何が正しいのかもわからなかった。そういうところの精度をあげていかなくては厳しいと思う。 (申眞諝九段について)世界で一番打てている棋士と思う。ただこの碁に関しては相手が強かったというよりこちらが拙すぎた。誰が相手でも自分らしく打てるようにならないと厳しい。 (過密日程の疲労について)日程的な疲労というよりも精神的な部分が大きい。思うような碁が打てないとどうしたらよいのか迷う部分もある。今後の課題です」
第26回LG杯朝鮮日報棋王戦 準々決勝 終局図
黒:申眞諝九段(韓国) 白:一力遼九段
準々決勝の結果(左勝者、△先番)
11月7日(日)、8日(月)勝者 | 相手 | |||
---|---|---|---|---|
△申眞諝九段 | 韓国 | 中押し | 一力遼九段 | 日本 |
楊鼎新九段 | 中国 | 中押し | △申旻埈九段 | 韓国 |
柯潔九段 | 中国 | 中押し | △朴廷桓九段 | 韓国 |
芈昱廷九段 | 中国 | 中押し | △卞相壹九段 | 韓国 |
準決勝組み合わせ
11月9日(火)、10日(水)日 | 対局者1 | 対局者2 | |||
---|---|---|---|---|---|
11月9日 | 楊鼎新九段 | 中国 | - | 芈昱廷九段 | 中国 |
11月10日 | 申眞諝九段 | 韓国 | - | 柯潔九段 | 中国 |
棋戦概要
- 棋戦名
- 第26回LG杯朝鮮日報棋王戦
- 主催
- 朝鮮日報
- 主管
- 韓国棋院
- 協賛
- LG
- 優勝賞金
- 3億ウォン
対局概要
- 対局場所
- 日本棋院東京本院においてインターネット対局
- 対局方式
- 24名によるトーナメント戦(準決勝までトーナメント、決勝は3番勝負)
コミ6目半、持ち時間各3時間、40秒の秒読み5回
出場棋士
- 前期シード
- 申旻埈九段(第25回優勝・韓国)、柯潔九段(第25回準優勝・中国)
- 日本
- 韓国
- 申眞諝九段、朴廷桓九段、卞相壹九段、金志錫九段、李東勲九段、姜東潤九段
李昌錫七段、金明訓八段、洪性志九段、朴ジンソル九段、許映皓九段、元晟ジン九段 - 中国
- 楊鼎新九段、謝科九段、芈昱廷九段、謝爾豪九段、陶欣然八段、檀嘯九段
- 中華台北
- 陳祈睿七段