井山裕太棋聖への挑戦権を争う第39期棋聖戦（主催：読売新聞社）のリーグ戦最終局となる第5戦が2日に行われた。
Aリーグは第4戦までに優勝をきめていた山下敬吾九段が最終戦も勝って全勝優勝。Bリーグは村川大介七段が最終戦に勝って4勝1敗となり、依田紀基九段も4勝1敗で並んだが、リーグ序列上位の村川七段が優勝となった。山下九段と村川七段による挑戦者決定戦は11月中旬に行われる予定。

リーグ最終戦の対局結果は以下の通り。

【Ａリーグ】
山下敬吾九段─山城宏九段、山下九段の白番中押し勝ち
高尾紳路十段─一力遼七段、高尾十段の白番中押し勝ち
羽根直樹九段─河野臨九段、河野九段の白番中押し勝ち

▼最終順位

序列	棋士名	勝敗	最終順位
1	山下敬吾九段	5-0	1位
2	高尾紳路十段	3-2	2位
3	山城宏九段	3-2	3位
4	羽根直樹九段	1-4	5位
5	河野臨九段	3-2	4位
5	一力遼七段	0-5	6位

【Ｂリーグ】
村川大介七段─二十五世本因坊治勲、村川七段の黒番3目半勝ち
依田紀基九段─張豊猷八段、依田九段の黒番5目半勝ち
小林覚九段─結城聡九段、結城九段の黒番中押し勝ち

▼最終順位

序列	棋士名	勝敗	最終順位
1	村川大介七段	4-1	1位
2	依田紀基九段	4-1	2位
3	二十五世本因坊治勲	1-4	5位
4	小林覚九段	3-2	3位
5	結城聡九段	2-3	4位
5	張豊猷八段	1-4	6位