第39期棋聖戦リーグ入りをかけた最終予選決勝が3月21日に東京・日本棋院で行われ、一力遼四段が張栩九段を下し、16歳9ヵ月で史上最年少リーグ入りを決めた。
井山棋聖への挑戦を争う棋聖戦リーグは前期残留の8名(山下敬吾九段、25世本因坊治勲、小林覚九段、羽根直樹九段、依田紀基九段、高尾紳路九段、山城宏九段、村川大介七段)と、一力を含めた新参加4名を加えた12名をA、B2リーグに分けて6月から行われる予定。
最年少リーグ入りを決めた一力 |
これまでの最年少リーグ入り記録は棋聖戦は2007年第32期の井山裕太七段の17歳10ヵ月で、一力は井山の記録を1年1ヵ月更新した。名人戦では2007年第33期の井山七段の18歳5ヵ月、本因坊戦は2013年第69期の余正麒三段で18歳2ヵ月が最年少リーグ入り記録になる(段位はいずれも当時)。
また棋聖戦リーグ入りにより、22日付けで七段に昇段した。
張(左)は25期のリーグ制開始以来、15期目で初めての陥落 |
井山棋聖への挑戦を争う棋聖戦リーグは前期残留の8名(山下敬吾九段、25世本因坊治勲、小林覚九段、羽根直樹九段、依田紀基九段、高尾紳路九段、山城宏九段、村川大介七段)と、一力を含めた新参加4名を加えた12名をA、B2リーグに分けて6月から行われる予定。