初防衛を目指す上野愛咲美女流本因坊に藤沢里菜女流立葵杯が挑戦する
第39期女流本因坊戦(主催:共同通信社/
協賛 :JA共済連、共栄火災、
囲碁将棋チャンネル)挑戦手合五番勝負第4局が11月7日(土)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」特別対局室『幽玄』で打たれ、
藤沢が266手までで白番5目半勝ちをおさめシリーズ2勝2敗のタイとし決着は最終第5局へと持ち越しとなった。終局時刻は18時23分。残り時間は黒番の上野が1分、白番の藤沢が3分だった。
第5局は11月25日(水)に日本棋院東京本院「7階特別対局室」で行われる。
この対局については女流本因坊戦•KK共同通信ツイッター、
「日本棋院囲碁チャンネル」の
映像ライブ配信および
ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説につきましては加盟各紙の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、
毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等に掲載の予定です。
終局後のコメント
- ◯藤沢里菜女流立葵杯
- 「序盤から戦いになってどちらも地が少なく戦いがどうなるかずっと判断ができず難しいと思っていた。 (白144)コスミツケがよくなかったのか黒からピタピタ決められて(黒155)ハネの手で(3の七)ブツカリから分かりやすく(4の八)ハネを打たれていたらちょっと自信を持てなかった 最後まで難しく中央の形が決まり(白204)キリに回ってやっと良くなったと思った。第5局は少し先だったと思うので体調に気を付けて力を出し切りたい」
- ●上野愛咲美女流本因坊
- 「中盤辺りまで形勢がいいと思っていたが気付いたら全然悪くなっていた。(黒115)コスミで動き出したのに急に守り始めたり(黒121)変だなと思っていた。そのまま戦い続けていればよかった。 ヨセの辺りで急にすごく悪く見えて気付くのが遅すぎた。(第5局に向けて)まだ先なので後悔の無く打てるように準備をしたい」
第39期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負 第4局 終局図
黒:上野愛咲美女流本因坊 白:藤沢里菜女流立葵杯
陣容
タイトルホルダー | 上野愛咲美女流本因坊(女流本因坊/扇興杯) |
挑戦者 | 藤沢里菜女流二冠(女流立葵杯/博多・カマチ杯) |
立会人 | 大垣雄作九段 |
新聞解説 | 寺山怜六段 |
記録 | 風間隼三段、辻華初段 |
幽玄の間解説 | 張豊猷八段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 寺山怜六段、他 |