中国主催の女流棋士国際棋戦「第3回呉清源杯世界女子囲碁選手権」が新型コロナウイルス感染拡大に伴い各国間の移動制限が生じているためネット対局で開幕した。
日本からは上野愛咲美三段、藤沢里菜四段(シード)、 鈴木歩七段、謝依旻六段、が出場した。
28日(月)に2回戦8局が行われ、日本選手では上野が韓国女流最強の崔精九段に勝利し準々決勝に進出した。29日(火)に準々決勝4局が行われる。藤沢、鈴木は残念ながら敗退となった。
この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」で手順ライブ中継いたします。
9月28日(月)2回戦結果(左勝者、△黒番)
上野愛咲美三段 1目半 △崔精九段(韓国)
李赫五段(中国) 中押し △藤沢里菜四段
於之瑩六段(中国) 2目半 △鈴木歩七段
△陸敏全五段(中国) 中押し 黒嘉嘉七段(中華台北)
△王晨星五段(中国) 7目半 呉政娥四段(韓国)
周泓余六段(中国) 半目 △金彩瑛六段(韓国)
△芮廼偉九段(中国) 中押し 楊子萱四段(中華台北)
△呉侑珍七段(韓国) 中押し 呉依銘二段(中国)
9月29日(火)準々決勝組合せ
上野愛咲美三段 - 王晨星五段(中国)
周泓余六段(中国) - 呉侑珍七段(韓国)
陸敏全五段(中国) - 於之瑩六段(中国)
李赫五段(中国) - 芮廼偉九段(中国)
棋戦概要
- 棋戦名
- 第3回呉清源杯世界女子囲碁選手権
- 主催
- 中国囲棋協会、福州市人民政府
- 協賛
- 福州市体育局、鼓楼区人民政府、長楽区人民政府、福州市囲碁協会
- 協力
- 日本棋院、韓国棋院、台湾棋院、ヨーロッパ囲碁連盟、アメリカ囲碁協会、福建省囲碁協会
- 優勝賞金
- 50万人民元
対局概要
- 対局日時
- 1回戦9月27日(日)13時対局開始(中国時間12時)
2回戦9月28日(月)13時対局開始(中国時間12時)
3回戦9月29日(火)13時対局開始(中国時間12時) - 対局場所
- 日本棋院東京本院にて、中国サイト「野狐」を使用してのインターネット対局
- 対局方式
- 24名のトーナメント戦
中国ルールコミ7目半
持時間各2時間、秒読み60秒5回 - 抽選
- 1回戦は9月26日(土)に抽選。
出場選手
- 日本代表
-
- 中国代表
- 芮廼偉九段、於之瑩六段、周泓余六段、王晨星五段、李赫五段、陸敏全五段、王爽四段、潘陽三段
- 韓国代表
- 崔精九段、呉侑珍七段、金彩瑛六段、呉政娥四段、金恩持初段
- 中華台北
- 楊子萱四段
- 北米
- 豊雲九段、殷明明初段
- 欧州
- ArianeOugierアマ五段(フランス)、DinaBurdakovaアマ五段(ロシア)
- ワイルドカード
- 黒嘉嘉七段(中華台北)、呉依銘二段(中国)