井山裕太名人に高尾紳路天元が挑戦する第40期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】が9月3日、4日に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。
結果は180手まで白番の井山が中押し勝ちをおさめシリーズ先勝となった。 終局は16時40分、持時間8時間のうち残り時間は黒番の高尾が1時間27分、白番の井山が17分だった。
第2局は9月17日(木)、18日(金)に佐賀県佐賀市「 古湯(ふるゆ)温泉 おんくり」で行われる。
両対局者のコメント
井山名人「1日目が終わったあたりでは、コウを仕掛けてくるかどうかも分からなかった。仕掛けられても打てると思っていたが、想定していたよりも厳しかった。
右辺の大石のシノギの目途が立って少し残るのではと思った。
とりあえず1勝したが、七番勝負は長いので、次局以降しっかり打つだけです」
高尾天元「右辺は取り掛けではなく地合でもいけるかと思っていたが、実際は悪く、形勢判断が合っていなかった。少しずつ甘かったかという反省はある。
自分なりに一生懸命打ったので、切り替えてまた頑張ります」
【第40期名人戦第1局終局図】
黒:高尾紳路天元 白:井山裕太名人 白番中押し勝ち
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