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囲碁界女流棋戦最高位「女流本因坊戦」の連覇および通算5期を目指す藤沢里菜女流本因坊に星合志保三段が挑戦する
第40期女流本因坊戦 挑戦手合五番勝負第2局(主催:共同通信社・日本棋院/
協賛:JA共済連、共栄火災/
協力:関西棋院)が8日(金)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、
藤沢が181手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝としタイトル防衛まであと1勝とした。終局時刻は17時53分。残り時間は黒番の藤沢が28分、白番の星合が1分だった。
藤沢が防衛するか、星合が反撃するか注目の第3局は、10月22日(金)「日本棋院東京本院」で行われる。
対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、
およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については、共同通信社加盟各紙の観戦記、
毎週月曜日発売の「週刊碁」、毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。
コメント
- 藤沢里菜女流本因坊
- 「48にハネられて眼が見えてなくてそこからの変化は判断できなかったんですけれども、ずっといい勝負だったと思っていて、103と放り込む手は良かったかわかんなかったんですけども、他の手じゃ自信が無くてコウにしました。コウを解消して111と切って細かくなりそうなのかなと。35のツケは実戦例があったので少し研究しました。左辺の辺りは先の長い良い勝負かなと思っていました。右下隅のコウ材を受けなきゃいけないので、そんなに自信があってホウリコんだわけでは無かったです。(優勢を意識したのは)結構白地が増えていたので中央白の死にが見えた時です。全力で打ちたい手を打てたので次局も同じように打てればと思います」
- 星合志保三段
- 「35にツケられてそこまで知らなくて、その後も一手一手が難しすぎて何が良いのかわからなかった。64とハネれたんですけど得が無い気がしてまだ広いので難しいかなと思っていました。左辺は黒の弱い石も出来て難しいかなと思っていたんですけれども、コウを軽視してて108、110と実戦の取り方が小さすぎるのでもっと良いコウ材を探さなきゃいけなかった。コウ解消でフリカワリになった時点ではっきり悪いかなと思ってやっちゃったなと思ってました。その後いろいろ打ったんですけど黒はなんでも良いルートが多い気がしたのではっきり駄目そうだなと。この碁はあまり内容が良くないのでマシな碁を打てるように頑張ります」
第40期女流本因坊戦挑戦手合五番勝負第2局 終局図
黒:藤沢里菜女流本因坊 白:星合志保三段
第2局陣容
タイトルホルダー | 藤沢里菜女流本因坊(女流名人、女流立葵杯、女流最強、博多・カマチ杯) |
挑戦者 | 星合志保三段 |
立会人 | 吉原由香里六段 |
新聞解説 | 謝依旻七段 |
記録 | 金子真季二段、三浦太郎初段 |
幽玄の間解説 | 鈴木伸二七段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 謝依旻七段、他 |