高尾紳路名人に井山裕太六冠が挑戦する第42期名人戦挑戦手合七番勝負(主催・朝日新聞社)の第2局が9月12、13日(火・水)に東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われる。
高尾にとっては連覇、挑戦者の井山六冠にとっては再度の七冠達成がかかるという世紀の挑戦手合。本局は第1局での高尾の半目勝ちという劇的な結果のあとの第2局となる。
12日の朝9時に、立会の武宮正樹九段の合図で対局開始となった。第2局は1局目と手番を入れ換え、高尾の先番。本日の夕刻に打ち掛けによる封じ手が行われ、13日(水)朝からに2日目が打ち継がれる。
また、11日に行われた前夜祭では、両対局者による決意表明の花束贈呈などが行われた。
対局の詳細については朝日新聞の報道と観戦記、週刊碁と月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
両対局者による決意表明
井山挑戦者
「私は大阪の人間ですが、椿山荘での対局数では高尾さんより多いのではないでしょうか。ここがホームグラウンドだと思ってやって参りました。前回この椿山荘に来させて頂いたのはたしか、昨年12月の高尾名人の就位式に呼ばれまして、負けて就位式に来るというのは本当に辛いことでして(会場笑)、あんな辛い就位式は初めてでしたので、今回は高尾さんに逆に来て頂けるようにがんばりたいと思います(会場笑)。第1局は残念な黒星スタートでしたが、自分自身の碁の感覚としては悪くないので、自分を信じて明日からの第2局も精一杯がんばりたいと思います。名人戦と平行して開催されている国際戦でも最近はまずまず良い感覚を得ることができているので、この名人戦にも良い影響が出るように願っています」
「私は大阪の人間ですが、椿山荘での対局数では高尾さんより多いのではないでしょうか。ここがホームグラウンドだと思ってやって参りました。前回この椿山荘に来させて頂いたのはたしか、昨年12月の高尾名人の就位式に呼ばれまして、負けて就位式に来るというのは本当に辛いことでして(会場笑)、あんな辛い就位式は初めてでしたので、今回は高尾さんに逆に来て頂けるようにがんばりたいと思います(会場笑)。第1局は残念な黒星スタートでしたが、自分自身の碁の感覚としては悪くないので、自分を信じて明日からの第2局も精一杯がんばりたいと思います。名人戦と平行して開催されている国際戦でも最近はまずまず良い感覚を得ることができているので、この名人戦にも良い影響が出るように願っています」
高尾名人
「今期は名人戦の第1局は井山さんの地元の大阪ということでしたが、良い形で東京に帰ってくることができて、またたくさんの方に応援の言葉をかけて頂いて本当に嬉しく思います。ここ椿山荘では3年連続で対局させて頂いていて、(明日からは第2局だが)1局目のことは忘れて新たなフレッシュな気持ちで、ここが第1局という思いで明日からの対局に臨みたいと思います。第1局は自分としては非常に反省点の多い碁だったが、かなり運に助けられたと思う。第2局はもう少し内容の良い碁を打ちたいと思いますし、たくさんの方が注目して頂いているので、第1局と同じように非常に厳しい戦いとなると思うのですけれども、最後まで粘り強く戦って、たくさんの見ている皆様に喜んで頂けるような碁が打てるように二日間、精一杯がんばりたいと思います」
「今期は名人戦の第1局は井山さんの地元の大阪ということでしたが、良い形で東京に帰ってくることができて、またたくさんの方に応援の言葉をかけて頂いて本当に嬉しく思います。ここ椿山荘では3年連続で対局させて頂いていて、(明日からは第2局だが)1局目のことは忘れて新たなフレッシュな気持ちで、ここが第1局という思いで明日からの対局に臨みたいと思います。第1局は自分としては非常に反省点の多い碁だったが、かなり運に助けられたと思う。第2局はもう少し内容の良い碁を打ちたいと思いますし、たくさんの方が注目して頂いているので、第1局と同じように非常に厳しい戦いとなると思うのですけれども、最後まで粘り強く戦って、たくさんの見ている皆様に喜んで頂けるような碁が打てるように二日間、精一杯がんばりたいと思います」
第42期名人戦七番勝負第2局午前の途中まで
黒:高尾紳路名人 白:井山裕太六冠
現地陣営
特設サイト、関連リンク
朝日新聞デジタルでは「囲碁名人戦七番勝負タイムライン」で対局の様子を報道しています。日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
また、ニコニコ生放送でも生中継いたします。
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