井山裕太天元に一力遼八段が挑戦する第43期天元戦挑戦手合五番勝負（主催・新聞三社連合）の第３局が11月24日（金）９時に福岡県宗像市の「宗像ユリックス」で始まった。
持ち時間は各３時間、５分前から１分の秒読みとなる。井山の２連勝で始まった今シリーズ。井山が一気に決めるか、一力がカド番を返すか、ぜひご注目ください。
詳細は、主催の新聞三社連合の新聞社の報道と観戦記（掲載紙はこちら）、天元戦特設サイト、週刊碁や月刊碁ワールドの記事にてお楽しみください。
両対局者の前夜祭でのコメント
井山天元「私はこの宗像にはおかげさまで3年連続で来させて頂いておりまして、過去2年は結果もよかったので非常に良いイメージで来させていただきました。私自身、全国各地いろんな所に行かせていただいておりますし、各地で対局をさせていただいておりますけれど、これだけの熱気の中での前夜祭というのはあまり自分自身の中でも経験がありませんし、これだけのお子様がいらっしゃる前夜祭（福津市青少年囲碁大会の参加者のこどもが招待された）というのは自分自身記憶に無いぐらいで、皆様に今日は多くのパワーを頂きましたので、明日の対局では結果を恐れずに自分らしく精一杯頑張りたいと思います。皆様に喜んでいただけるような戦いができればと思っておりますので、明日もよろしくお願いします」
一力挑戦者「まず、世界遺産の登録（「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群）についておめでとうございます。昨年はまだ登録する前でして、その時もまた来年この天元戦を宗像でやるという話を聞き、ぜひともまたこの舞台に戻って来たいと思っておりましたので、世界遺産の登録される前と後で2回来ることができて非常に光栄に思っております。明日の対局に関しましては、この対局のすぐ後に世界戦（農心杯）が控えておりまして、そちらの方で対局する可能性もありますので、今回勝ってそちらの方に臨める様に頑張りたいと思います。今日、このように多くの方にお越しいただきましてたくさんパワーをもらいましたので、明日の対局は精一杯頑張りたいと思います」
天元戦挑戦手合五番勝負は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継（第３局解説：蘇耀国九段）いたします。