井山が先勝!【第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第1局】


 囲碁界最高位の棋戦「棋聖戦」九連覇を目指す井山裕太棋聖河野臨九段が 挑戦する第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負 【主催:読売新聞社】が1月13,14日(水,木)に 東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で打たれ、 井山が244手までで白番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝とした。終局時刻は19時57分、残り時間は両者ともに1分だった。

 第2局は1月22,23日(金,土)に富山県高岡市「勝興寺」で行われる。


終局後のコメント

井山裕太棋聖
「1日目の最初の分かれは、あまり良くなかった。終盤取りに行ったところは地合いでも少し良さそうだったが、はっきりしなかった。 まだ始まったばかりなので引き続きベストを尽くしたい」
河野臨九段
「序盤右下で4子を取らされた感じで良い図ができなかった。1日目から足が遅くなかなか追いつけない展開で勝ちの図が見えなかった」


井山、9連覇に向け好発進
河野、高岡で巻き返しなるか
終局が20時近い熱戦。記録係さんもお疲れさま
両者の対戦成績は本局を含め井山の43勝19敗
椿山荘の庭園。霧が立ち込めている

第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第1局 終局図

黒:河野臨九段 白:井山裕太棋聖

(幽玄の間解説:平田智也七段

陣容

タイトルホルダー 井山裕太棋聖(名人・本因坊)
挑戦者 河野臨九段
立会人 趙治勲名誉名人
新聞解説 安斎伸彰七段
記録 星合志保二段金子真季二段
幽玄の間解説 平田智也七段


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