河野が60手目を封じて1日目が終了【第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第2局】


井山裕太棋聖
VS
河野臨九段

 囲碁界最高位の棋戦「棋聖戦」九連覇を目指す井山裕太棋聖河野臨九段が挑戦する第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負 【主催:読売新聞社】第2局が1月22日(金)に富山県高岡市「勝興寺」で開始した。
 定刻の9時に立会人の王銘琬九段の合図により対局が始まり、16時45分過ぎに挑戦者の河野が封じる意思を示し60手目を封じて打ち掛けとなった。封じ手時刻は16時47分。持ち時間各8時間のうち消費時間は黒番の井山が3時間26分、白番の河野が4時間4分だった。この対局は23日(土)9時に再開され同日夜に終局の見込み。

 棋聖戦の封じ手は、16時30分以降に封じることが可能となり、17時30分前に封じた場合、封じ手時刻から17時30分までの時間が折半され両対局者の消費時間に加算される。 17時30分を過ぎたらその時点で手番の棋士が必ず封じなければならない、と規定されている。

 対局については「読売新聞オンライン」、株式会社囲碁将棋チャンネル運営の「囲碁プレミアム」、日本棋院ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
 また詳細・解説については「読売新聞」の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。


河野が立会人の王銘琬九段に封じ手を記入した封筒を手渡して1日目が終了
井山の昼食:上にぎり寿司(氷見・新湊漁港で水揚げされた新鮮な旬ネタを使用。白エビ、寒ブリ、イカなど)
河野の昼食:カレーライス(地元食堂による特製カレーライス)
明日の大盤解説会場では感染症対策を施し指導碁が打たれた。指導棋士は吉原由香里六段
井山のおやつ:フルーツ盛り合わせ、紅茶
河野のおやつ:七色に染めたゼリー菓子「彩の石」、アイスコーヒー

第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第2局 封じ手局面図

黒:井山裕太棋聖 白:河野臨九段

(幽玄の間解説:三谷哲也七段

陣容

タイトルホルダー 井山裕太棋聖(名人・本因坊)
挑戦者 河野臨九段
立会人 王銘琬九段
新聞解説 鶴山淳志八段
記録 大竹優五段長徳徹志三段
大盤解説会 解説:下島陽平八段、聞き手:吉原由香里六段金賢貞四段
幽玄の間解説 三谷哲也七段
  • ※ この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」にて手順ライブ中継を実施しております。
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