囲碁界最高位の棋戦「棋聖戦」九連覇を目指す井山裕太棋聖に河野臨九段が挑戦する第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負
【主催:読売新聞社】第2局が1月22,23日(金,土)に富山県高岡市「勝興寺」で打たれ、
井山が143手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝とした。終局時刻は19時12分、残り時間は両者ともに1分だった。
第3局は2月5,6日(金,土)に長崎県西海市「オリーブベイホテル」で行われる。
対局については「読売新聞オンライン」、株式会社囲碁将棋チャンネル運営の「囲碁プレミアム」、日本棋院ネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説については「読売新聞」の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。
終局後のコメント
- 井山裕太棋聖
- 「序盤から経験の無い形になって、打っているときは仕方ないと思っていたが、その判断が正しかったかはよく分からない。 2日目に入ってから下辺方面の打ち方が非常に悩ましかった。実戦は(中央左側を)削減する打ち方をしたが、捨てて勝負する図とかなり迷った。 ワリコまれた手(白90)がいい手で、最初はこの手を軽視していた。割り込まれてみると勢い、実戦のように行くしかないと思ったが読み切れていたわけではない。 (第3局に向けて)まだまだこれからなのでしっかり準備して臨みたい」
- 河野臨九段
- 「すぐにモタレて来られた(黒11)のは、今までに経験が無かったので準備が足りなかった。戦える図がなかなか作れなくなり大変かなと思っていた。 (下辺からの戦いでは)ものすごくいろんな手があり、苦しいなりに長い打ち方をしようと思った。最後のセメアイには勘違いもあった。未だよく分かっていない。 (第3局に向けて)棋聖戦を盛り上げられる様に精一杯努力したい」
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第45期棋聖戦挑戦手合七番勝負第2局 終局図
黒:井山裕太棋聖 白:河野臨九段
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陣容
タイトルホルダー | 井山裕太棋聖(名人・本因坊) |
挑戦者 | 河野臨九段 |
立会人 | 王銘琬九段 |
新聞解説 | 鶴山淳志八段 |
記録 | 大竹優五段、長徳徹志三段 |
大盤解説会 | 解説:下島陽平八段、聞き手:吉原由香里六段、金賢貞四段 |
幽玄の間解説 | 三谷哲也七段 |
- ※ この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」にて手順ライブ中継を実施しております。
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