初防衛を目指す芝野虎丸名人に井山裕太三冠が挑戦する第45期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】第2局が9月15,16日(火,水)に兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で打たれ 井山が213手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ2連勝とした。終局時刻は19時12分。残り時間は両者1分だった。
第3局は9月23,24日(水,木)に山口県山口市「山口市菜香亭」で行われる。
この対局については「朝日新聞デジタル」「日本棋院囲碁チャンネル(1日目、2日目)」、ネット対局「幽玄の間」、 後日掲載の「朝日新聞」観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。
終局後のコメント
- ●井山裕太三冠
- 「最後は危なかったというかやられていたと思う。その前のポン抜いた形が何とかなると考えていたがそうではなかった。 1日目左下の分かれははっきり悪いと感じていてあとは粘り強く打とうとだけ思っていた。 最近は負けが続いていたのでまず一つ勝てて良かった。七番勝負はまだこれからなのでしっかりと準備してのぞみたい」
- ◯芝野虎丸名人
- 「終局間際は黒が入ってきた時点で大きめに囲わないと地合いが大変かなと思ったので実戦のように打った。 白206のキリが敗着だった。白200のアタリでハネツグ予定で正しく打てばいけていたと思う。 黒の次の手を見ていなくて打たれた瞬間に悪い形だなと感じた。結果は良くないのだけれどそんなに気にせずまた切り替えて打てたらいいかなと思う」
第45期名人戦挑戦手合七番勝負第2局終局図
黒:井山裕太三冠 白:芝野虎丸名人
陣容