初防衛を目指す芝野虎丸名人に井山裕太三冠が挑戦する第45期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】第3局が9月23,24日(水,木)に山口県山口市「山口市菜香亭」で打たれ、
芝野が211手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝2敗とした。終局時刻は19時50分。残り時間は両者ともに1分だった。
第4局は9月29,30日(火,水)に三重県鳥羽市「戸田家」で行われる。
対局については「朝日新聞デジタル」「日本棋院囲碁チャンネル(1日目、2日目)」およびネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説については「朝日新聞」の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。
終局後のコメント
- ●芝野虎丸名人
- 「最後黒がうまくいったのは運がよかった。序盤の方から見たことない形で判断が難しかった。 どちらかというと自信のない場面が多かったが全体的に力を出し切れたかと思う。 今回の碁の内容についてはまだわからないがまず一つ勝てて安心できた。また集中してがんばりたい」
- ◯井山裕太三冠
- 「(長考後のデギリ(104,106手目)について)その手のあとの割り込まれた手に対して良い図が見えなかった。 その前のカタツキ(96手目)の手にも問題がありそこから碁の内容を悪くしてしまったように思う。 まだまだ長い戦いになると思うので結果を恐れずに納得のいく碁を打っていきたい」
第45期名人戦挑戦手合七番勝負第3局 終局図
黒:芝野虎丸名人 白:井山裕太三冠
陣容
- 名人
- 芝野虎丸名人(名人・王座・十段)
- 挑戦者
- 井山裕太三冠(棋聖・本因坊・天元)
- 立会人
- 山城宏九段
- 新聞解説
- 山下敬吾九段
- 記録
- 常石隆志四段、大表拓都三段
- 日本棋院囲碁チャンネル
- 解説:大橋成哉七段(2日目午後より)
- 幽玄の間
- 解説:六浦雄太七段