初防衛を目指す芝野虎丸名人に井山裕太三冠が挑戦する第45期名人戦挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】第4局が9月29,30日(火,水)に三重県鳥羽市「戸田家」で打たれ、
井山が145手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ3勝1敗とし3期ぶりの名人復位と大三冠(棋聖・名人・本因坊)まであと1勝とした。終局時刻は19時2分。残り時間は黒番の井山が4分、白番の芝野が1分だった。
第5局は10月13,14日(火,水)に静岡県熱海市「あたみ石亭」で行われる。
対局については「朝日新聞デジタル」「日本棋院囲碁チャンネル(1日目、2日目)」およびネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説については「朝日新聞」の観戦記、毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。
終局後のコメント
- ●井山挑戦者
- 「本局は自分らしく打つことができたと思う。第5局も自分らしく打っていきたい」
- ◯芝野名人
- 「1日目の上辺の別れが甘かった。形勢不利を意識して石を取りにいったが取れそうになく厳しかった。今回の内容はよくなかったかもしれないが戦績のことは意識せずに第5局を集中して打って行けたらと思う」
第45期名人戦挑戦手合七番勝負第4局終局図
黒:井山裕太三冠 白:芝野虎丸名人
陣容
- 名人
- 芝野虎丸名人(名人・王座・十段)
- 挑戦者
- 井山裕太三冠(棋聖・本因坊・天元)
- 立会人
- 羽根泰正九段
- 新聞解説
- 羽根直樹九段
- 記録
- 伊藤健良二段、西岡正織二段
- 日本棋院囲碁チャンネル
- 解説:下島陽平八段(2日目午後より)
- 幽玄の間
- 解説:三村智保九段