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初防衛を目指す芝野虎丸名人に井山裕太三冠が挑戦する第45期名人戦
挑戦手合七番勝負【主催:朝日新聞社】第5局が10月13日(火)に
静岡県熱海市「あたみ石亭」で開始した。
定刻の9時に立会人の小林光一名誉名人の合図により対局が始まった。
持ち時間は各8時間。1日目は本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり14日(水)に2日目が打ち継がれる。
会場となる「あたみ石亭」は、昨年芝野が最年少名人を獲得したのは記憶に新しい。3年前の2017年には井山が2度目の七冠を達成した。
また2009年、はじめての七大タイトル獲得となる名人を奪取したのもこの「あたみ石亭」である。
シリーズはここまで井山の3勝、芝野の1勝と井山が名人位奪取と「棋聖」「本因坊」と合わせた大三冠にあと1勝としている。
ともに良い思いのあるこの場でどのような対局が繰り広げられるのか注目の一戦、下記でお楽しみいただけます。
対局については「朝日新聞デジタル」 「日本棋院囲碁チャンネル(1日目、 2日目)」およびネット対局「幽玄の間」等にてお楽しみください。
また詳細・解説については「朝日新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてお楽しみください。
前日のコメント
- ●芝野虎丸名人
- 「(井山挑戦者について)もともと布石の構想力と中盤のきびしさには注目していたが盤に向かい合うと特に布石の構想力について強さを感じる。 (あたみ石亭について)特に気にしてはいないがこっちに来てみると去年の記憶を思い出している。勝ち星は違うが頑張ろうと思う」
- ◯井山裕太三冠
- 「(ここまでを振り返って)前局は納得のいく内容だったので、最近の調子としてはそれなりに戦えている感触はある。 (あたみ石亭について)何度も名人戦でお世話になり節目の対局をさせていただいた場所。そういう意味では良いイメージを持って臨めるのではという気持ちがある。 ただ、四つ勝つまでは終わりではないので気負わずにいければと思う」
陣容
- 名人
- 芝野虎丸名人(名人・王座・十段)
- 挑戦者
- 井山裕太三冠(棋聖・本因坊・天元)
- 立会人
- 小林光一名誉名人
- 新聞解説
- 河野臨九段
- 記録
- 青木裕孝二段、辻華初段
- 幽玄の間
- 解説:金秀俊九段
- 日本棋院囲碁チャンネル
- 解説:鶴山淳志八段(2日目午後より)