連覇を目指す一力遼碁聖に井山裕太三冠(棋聖・名人・本因坊)が挑戦する
第46期碁聖戦挑戦手合五番勝負第1局(主催:山陽新聞社・
倉敷市・
新聞囲碁連盟・
日本棋院・関西棋院)が6月26日(土)に岡山県倉敷市
「マービーふれあいセンター」で打たれ、
井山が135手までで黒番中押し勝ちをおさめシリーズ先勝とした。終局時刻は17時00分。残り時間は両者ともに30分だった。
井山が勝ちタイトル奪取にあと1勝とするか、一力が勝ち1勝1敗のタイとするか注目の第2局は、7月12日(月)に
宮城県仙台市「ホテル佐勘」で打たれる。
対局については「日本棋院囲碁チャンネル」の
映像ライブ配信、
およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については「新聞囲碁連盟」加盟各紙の観戦記、
毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。
終局後のコメント
- 井山裕太棋聖
- 「(本局を振り返って)左上の競り合いは研究がいきとどいていたわけではなく、自信はなかった。 (白52で一段落した際の形勢判断は?)はっきりとはわかってはいなかった。 (85手目のブツカリが印象的だったが)ツナギは自信が持てなかった。その前からブツカリで読んでいた (次局への豊富)ひとつ勝てたことはよかった。 次局までもたいへんな戦いがあるので、できるだけいい状態で臨めるようにベストを尽くしたい」
- 一力遼碁聖
- 「最初から前例の無い形となったが実戦はちょっと悪いかなと思っていたが他の打ち方もわからなかった。 これでがんばるのもたいへんな格好かなと。もう少しがんばらないと行けなかったのかな。 それなりにいい勝負とは思っていたが、ブツカリが予想以上に厳しかった。 (次局への豊富)内容的にまずすぎた。2週間以上空くので、気を取り直してがんばりたい」
第46期碁聖戦挑戦手合五番勝負第1局 終局図
黒:井山裕太棋聖 白:一力遼碁聖
陣容
タイトルホルダー | 一力遼碁聖(天元・碁聖) |
挑戦者 | 井山裕太三冠(棋聖/名人/本因坊) |
立会人 | 山田規三生九段 |
新聞解説 | 横田茂昭九段 |
記録 | 鳥井裕太三段、塚田千春初段 |
大盤解説 | 解説:趙治勲名誉名人、聞き手:西山静佳初段 |
幽玄の間解説 | 河野臨九段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 佐田篤史七段、他 |