金沢対局、井山勝利で2連勝!【第47期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局】


井山裕太碁聖
VS
一力遼棋聖

 連覇を目指す井山裕太碁聖一力遼棋聖が挑戦する 第47期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局(主催:北國新聞社新聞囲碁連盟・ 日本棋院・関西棋院、 協賛:日本製紙、パンダネット、木村経営グループ、金沢ニューグランドホテルほか)が7月16日(土)に石川県金沢市 「北國新聞会館」で打たれ、井山碁聖が201手で黒番中押し勝ちをおさめ2連勝。防衛まであと1勝となった。終局時刻は18時59分。残り時間は井山1分、一力1分だった。
 第3局は7月27日(水)に広島県廿日市市「宮島ホテル まこと」で行われる。


 対局については「日本棋院囲碁チャンネル」の 映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「新聞囲碁連盟」加盟各紙の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


第47期碁聖戦挑戦手合五番勝負第2局 終局図

黒:井山裕太碁聖 白:一力遼棋聖


(幽玄の間解説:三谷哲也八段

終局後のコメント

井山裕太碁聖
「序盤はそこまで経験のあった展開ではなかった。(黒55と)二段にハネた手が打ち過ぎだったかもしれないし、(左下の大石を)上手く活用するのが...色々と無理気味だったと思う」 「そのあとも変化がありすぎたが、元が苦しかったので勝負にはなったのかなと感じた。攻め合い含みの部分の先が見えて、正しく打てればいけるのかなと思った」 「(第3局に向けて)ちょっと本局はまずい手が多かったので、もう少し内容の良い碁が打てるように精一杯準備したい」
一力遼棋聖
「(白94と切ったあとノビた手について)黒から割いてくる手を考えてなくて、実戦よりもう少し良い図があったかもしれない」 「その後の攻め合いも読めていなかったし、最後は一手負けの図しか見えなかった。中盤正しく打てない所が多かったので、また良い碁が打てるように頑張りたい」

黒番の井山が見事勝利

井山はこれで2連勝、次局できめるか


中盤、正しく打てない箇所が多かったと語る一力

YouTube解説でコメントに回答(左:伊田八段 右:山下九段)


大盛況の大盤解説会(結城聡九段)


終局後、会場に駆け付けた両対局者、ファンも大喜び


お・や・つ



陣容

タイトルホルダー 井山裕太碁聖
挑戦者 一力遼棋聖
立会人 山下敬吾九段
記録係 田尻悠人五段寺田柊汰二段
幽玄の間解説 三谷哲也八段
新聞解説 伊田篤史八段
現地大盤解説 結城聡九段、佃優子アマ