若手筆頭か 新鋭か 一力遼vs関航太郎 第47期天元戦挑戦手合五番勝負 5日に開幕!!




一力遼天元
VS
関航太郎七段
0勝対戦成績0勝
14タイトル数1
2七大棋戦タイトル数0
425勝163敗通算成績120勝48敗
.723通算勝率.714
27勝12敗2021年成績30勝9敗
.6922021年勝率.769
24年齢19
 

 天元連覇を目指す一力遼天元関航太郎七段が挑戦する 第47期天元戦挑戦手合五番勝負 (主催:新聞三社連合・日本棋院・関西棋院) が10月5日(火)に愛知県南知多町「源氏香」で開幕する。

 昨期、初の七大タイトルのひとつ「碁聖」を獲得した一力。勢いそのままに初めて井山裕太前天元との番勝負で奪取したこの天元位。九段昇段も決めた。 その後国際戦では第9回応氏杯ではベスト4、第26回LG杯ではベスト8(進行中)と好調だ。 6月に開幕した第46期碁聖防衛戦ではフルセットの末惜しくも井山にタイトルを奪われたが、 立場を入れ替えて井山名人に挑戦中の第46期名人戦ではここまで2勝2敗の五分と井山へのリベンジも視野にいれている。
 現在、一力遼天元芝野虎丸王座許家元十段の 若手3名で井山が保持する七大タイトル(棋聖、名人、本因坊、碁聖)以外をひとつずつ分け合っているが、昨年から今年にかけての実績から現在は一力が若手筆頭と言えるだろう。

 そんな一力が次の世代から挑戦を受けることになった。それが関航太郎七段である。 関は、2001年11月28日生まれの19歳。2017年入段で第1局時点で入段から4年6カ月は七大タイトル戦史上最速となる。 昨年は第45期新人王戦で関西棋院の若手筆頭佐田篤史七段を破り自身初のタイトルを獲得した。 AIでの研究が熱心なことでも知られ一部からは「AIソムリエ」とも呼ばれている。今期はここまで30勝9敗(.769)と好調。初めての番勝負でどのような戦いを魅せてくれるか楽しみだ。

 一力が天元連覇とするか、関が初のタイトルを獲得するか注目のシリーズ。 開幕局は、風光明媚な知多半島先端近くの愛知県南知多町「源氏香」で行われる。 あいにくのコロナ禍ゆえ大盤解説会は開催されないが、日本棋院囲碁チャンネルで映像ライブ配信されるので、そちらで観戦いただきたい。

幽玄の間ではこの挑戦手合の対局を全局、棋士による解説付き棋譜ライブ中継を実施。 第1局は伊田篤史八段の解説でお届けする。下記URLではAIによる評価値を確認可能。幽玄の間有料会員様は棋譜の閲覧も可能である。
https://u-gen.nihonkiin.or.jp/live/live_list.asp

また日本棋院囲碁チャンネルでも全局を映像ライブ配信。 チャンネル登録をしておくと映像配信開始時に通知が届くので見逃し防止にオススメである。

大注目のシリーズ、どうぞお楽しみに。

挑戦手合の日程、対局場所

第1局 10月5日(火) 愛知県知多郡「源氏香
第2局 11月16日(火) 札幌市厚別区「ホテルエミシア札幌
第3局 11月25日(木) 福岡県久留米市「ホテルマリターレ創世 久留米
第4局 12月6日(月) 兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ
第5局 12月16日(木) 徳島県徳島市「徳島グランヴィリオホテル

 対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については、天元戦掲載紙各紙( 北海道新聞中日新聞東京新聞西日本新聞神戸新聞徳島新聞)の掲載の解説、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。





第1局陣容

タイトルホルダー 一力遼天元
挑戦者 関航太郎七段
立会人 馬場滋九段
新聞解説 鶴田和志六段
記録 熊本秀生四段卞聞愷三段
大盤解説 中止
幽玄の間解説 伊田篤史八段
日本棋院囲碁チャンネル 鶴田和志六段、他


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