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天元連覇を目指す一力遼天元に関航太郎七段が挑戦する 第47期天元戦挑戦手合五番勝負 (主催:新聞三社連合・日本棋院・関西棋院) 第2局が11月16日(火)に北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で打たれ、一力が286手までで白番中押し勝ちをおさめ1勝1敗のタイに戻した。終局時刻は18時12分。残り時間は一力が1分、関も1分だった。
次の第3局は11月25日(木)福岡県久留米市「ホテルマリターレ創世久留米」で行われる。
対局の模様については 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については、天元戦掲載紙各紙( 北海道新聞・ 中日新聞・ 東京新聞・ 西日本新聞・ 神戸新聞・ 徳島新聞)の掲載の解説、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。
終局後のコメント
- 一力遼天元
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55、57と打たれてみるとはっきりまずくて苦しいかなと思ってました。ハネ二段から急所でこの右辺や中央付近が少し厚い格好になって悪いなりに少し難しくなった。
左下を取らせて右下コウになって、中央のコウ材は効かないので左上の(白が)生きるコウ材が効けば少しイケそうかなと。
反省点が多い碁でした。序盤の左上もそうですし、秒読みに入ってからかなり乱れたので、その辺りは修正しなければいけない所かなと思います。
(次局は)すぐ来週あるので気を引き締めて頑張りたいと思います。 - 関航太郎七段
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(序盤の)この形は第2局のために準備したというわけではなくて、もともとそれなりに知識があったので実戦の進行でなら評価は悪くないと思っていた。
この辺(右辺中段)で誤算があって結構形勢を損ねたと思う。中央の打ち方ももうちょっといい打ち方があったと思う。
(中盤は難解だったと思うが)いろいろ難しいところが多い上時間もあまりなく難しいところが多く、正しく打ててないところが多すぎた。 抜かれて(白150?)から判断も難しくて徐々に損したと思う。右辺でひとつわかりやすい見落としがあった点が反省点と、中央の死活をもうちょっと活き方を探さなくてはいけなかった。 何がいけなかったかは今はわからないが、中盤以降が反省点です。
(第3局に向けて)今日のはちょっと残念だったが内容的には結構楽しく打てている。うまく打てているかは別として楽しめている。第3局も期待して打てればいいかなと思う。
これで1勝1敗のタイに戻した一力
第2局陣容
タイトルホルダー | 一力遼天元 |
挑戦者 | 関航太郎七段 |
立会人 | 石田芳夫九段 |
新聞解説 | 広瀬優一五段 |
記録 | 伊藤優詩五段、三浦太郎初段 |
大盤解説 | 解説:鈴木伸二七段、聞き手:下坂美織三段 |
幽玄の間解説 | 李沂修八段 |
日本棋院囲碁チャンネル |