世界の女流棋士24名で争われる第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権の2回戦が7月31日に行われた。
31日の2回戦にはシード選手の上野愛咲美四段と1回戦で勝ち上がった鈴木歩七段が出場した。
鈴木は中国の陸敏全六段に敗れたものの、上野は中国の周泓余六段を降して準々決勝進出を決めた。勝った上野は8月1日の準々決勝で韓国の崔精九段と対戦する。
新型コロナウイルス拡大感染に伴い、各国間の移動制限が生じているため、第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権はネット対局「野狐」囲碁 にて行われる。
7月30日(土)に1回戦、31日(日)に2回戦、8月1日(月)に準々決勝が行われ、準決勝戦と決勝戦については未定となっている。
この対局の模様は、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。
またYouTube「日本棋院囲碁チャンネルでは30日の1回戦を安達利昌七段が、31日の2回戦と8月1日の準々決勝は広瀬優一六段の解説でお届けします。
【準々決勝組み合わせ】
呉侑珍九段(韓国)―陸敏全六段(中国)金彩瑛七段(韓国)―黒嘉嘉七段(中華台北)
上野愛咲美四段(日本)―崔精九段(韓国)
王晨星五段(中国)―盧鈺樺四段(中華台北)
【2回戦の結果】
△金彩瑛七段(韓国) 1目半 呉依銘四段(中国)王晨星五段(中国) 中押し △曺承亜五段(韓国)
△陸敏全六段(中国) 中押し 鈴木歩七段(日本)
黒嘉嘉七段(中華台北) 2目半 △於之瑩七段(中国)
盧鈺樺四段(中華台北) 半目 △李赫五段(中国)
△上野愛咲美四段(日本) 中押し 周泓余六段(中国)
△崔精九段(韓国) 中押し 李小溪二段(中国)
△呉侑珍九段(韓国) 中押し 豊雲九段(北米)
棋戦概要
- 棋戦名
- 第5回呉清源杯世界女子囲碁選手権
- 主催
- 中国囲棋協会、福州市人民政府
- 協賛
- 福州市体育局、鼓楼区人民政府、長楽区人民政府、福州市囲碁協会
- 協力
- 日本棋院、韓国棋院、台湾棋院、ヨーロッパ囲碁連盟、アメリカ囲碁協会、福建省囲碁協会
- 優勝賞金
- 50万人民元
対局概要
- 対局日時
- 1回戦7月30日(土)13時対局開始(中国時間12時)
2回戦7月31日(日)13時対局開始(中国時間12時)
3回戦8月1日(月)13時対局開始(中国時間12時) - 対局場所
- 日本棋院東京本院4階会議室にて、インターネットサイト「野狐」を使用してのオンライン対局
- 対局方式
- 24名のトーナメント戦
中国ルールコミ7目半
持時間各2時間、秒読み60秒5回 - 抽選
- 1回戦は7月29日(金)17時30分に抽選予定。
出場選手
- 日本代表
- 中国代表
- 於之瑩七段(前回準優勝)、芮廼偉九段、陸敏全六段、王晨星五段、李赫五段、汪雨博四段、呉依銘四段、李小溪二段
- 韓国代表
- 崔精九段(前回優勝)、呉侑珍九段、金彩瑛七段、曺承亜五段、金恩持三段
- 中華台北
- 盧鈺樺四段
- 北米
- 豊雲九段、殷明明初段
- 欧州
- DinaBurdakovaアマ五段(ロシア)、Virzhinia Shalnevaアマ四段(ロシア)
- ワイルドカード
- 周泓余六段(中国)、黒嘉嘉七段(中華台北)