本因坊文裕(井山裕太九段)に山下敬吾九段が挑戦する第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負【主催: 毎日新聞社】第4局が6月12日(火)に大阪府吹田市の「ホテル阪急エキスポパーク」で始まった。
井山の先番で9時より対局が始まった。持ち時間は各8時間。1日目は、本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり、13日に2日目が打ち継がれる。また、11日には前夜祭が開かれ、両対局者が意気込みを語った。
両対局者コメント
山下九段「皆様こんばんは。こちらの吹田市に来させていただくのは3年ぶり2回目です。大阪は井山裕太さんのホームというかんじですけども、来るたびに温かく迎えていただいて本当にありがたいです。
目の前の囲碁ケーキを見たら、ありがたいのですけども、どうも白負けそうな局面なんですよね。明日から白番なんでちょっと心配ですけども(会場笑)
大和証券さんのお話にもありましたけども、7局目まで見たいとのことでしたので、井山さんには対局中にもその言葉を思い出していただいて、明日からは2勝2敗にしていただいて、改めて3番勝負になればと思います。
明日からは良い対局が見せられたらと思います」
本因坊文裕「私はここに来させていただくのは本因坊戦だけでも3回目です。毎年のように対局候補地の中に入れていただいているので、非常に自分にとってもですけども、囲碁界にとってお世話になっている場所だと思います。
こちらでは非常に結果も良いですし、自分としても良いイメージを持って来させていただける場所なので、今回もこちらで対局できることをうれしく思っています。
山下先生は手も読めますけども、空気も読める先生ですので、(会場笑) 内容はともかくとして、そのあたりのことはしっかり考えていただいてると思います。
明日からの対局ですが、あまり結果にこだわらずに戦って、皆様に喜んでいただけるような対局ができればと思いますので、よろしくお願いします」
本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
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