本因坊文裕(井山裕太九段)に山下敬吾九段が挑戦する第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負【主催: 毎日新聞社】第4局の二日目が6月13日(水)に大阪府吹田市の「ホテル阪急エキスポパーク」で行われ、結果は189手までで、井山が黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ対戦成績を3勝1敗とした。終局は19時33分、持時間8時間のうち残り時間は井山が2分、山下が1分だった。
第5局は6月30日、7月1日(土、日)に福島県会津若松市の「今昔亭」で行われる。
両対局者のコメント
本因坊文裕「左上を生きれば悪いながらも長期戦になったかと思ったが、ずっと苦しかった。127手目に打った手は、無理気味な手だが、少し光が見えた。天元に突き出たあたりで流れは得しているかと思ったが最後の最後まで分からなかった。次はもっと内容の良い碁を打ちたい」
山下九段「封じ手の辺りはどう来るかよくわかっていなかったが、できた形は少しやれるかと思った。右上の白石にきつい攻めを食わなければよいかと思っていたが、127を全く予想していなくて、少し甘くなったかもしれない。本局はチャンスがあった碁だと思うので、次もこのような碁を打ってチャンスをつかみたい」
第73期本因坊戦第4局終局図
黒:本因坊文裕 白:山下敬吾九段
本因坊戦七番勝負は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継いたします。
第73期本因坊戦挑戦手合七番勝負特設ページはこちら
ネット対局「幽玄の間」では封じ手予想クイズを実施しています。 たくさんのご応募お待ちしております!