10連覇を目指す本因坊文裕(=井山裕太九段)に芝野虎丸王座が挑戦する
第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負(主催:毎日新聞社、
日本棋院、関西棋院/協賛:大和証券グループ)
第2局が5月24日(月)、25日(火)に秋田県能代市 「旧料亭金勇」で打たれ、
芝野が96手までで白番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝1敗とした。終局時刻は11時18分。残り時間は黒番の文裕が2時間49分、白番の芝野が3時間41分だった。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」解説の首藤瞬八段によると
文裕の87手目が少々やりすぎの一手だったようで、その後芝野が冷静にうち進め、異例の2日目午前中の決着となった。
第3局は6月1日(火)、2日(水)に大阪府守口市「ホテル・アゴーラ大阪守口」で打たれる。
終局後のコメント
- 芝野虎丸王座
- 「難しい場面は多かった。序盤から集中して打てたのは自分としてはよかった。とりあえずひとつ勝てて安心した。次局以降も集中して打ちたい」
- 本因坊文裕
- 「上辺のツケ(23手目)に勝算があったわけではないが、上辺から動いていった。善悪はわからない。1日目終わった時点で流れとしては少し苦しいかなと。。
(次局以降に向けて)自分なりにしっかりとコンディションを整えてベストを尽くしたい」
対局については「毎日新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信(1日目/ 2日目)、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については「毎日新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。
第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負第2局 終局図
黒:本因坊文裕 白:芝野虎丸王座
陣容
タイトルホルダー | 本因坊文裕(棋聖・名人・本因坊) |
挑戦者 | 芝野虎丸王座 |
立会人 | 二十四世本因坊秀芳 |
新聞解説 | 高尾紳路九段 |
大盤解説(中止となり映像解説を実施) | 解説:横塚力七段、聞き手:奥田あや四段 |
記録 | 風間隼四段、小松大樹三段 |
幽玄の間解説 | 首藤瞬八段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 横塚力七段、他 |