大阪守口対局 芝野の先番で対局開始【第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負第3局】


本因坊文裕
VS
芝野虎丸王座
 

 10連覇を目指す本因坊文裕(=井山裕太九段)に芝野虎丸王座が挑戦する 第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負(主催:毎日新聞社、 日本棋院、関西棋院/協賛:大和証券グループ) 第3局が6月1日(火)に大阪府守口市 「ホテル・アゴーラ大阪守口」で開始した。 大阪府で行われる本因坊戦挑戦手合は2期ぶり13回目。文裕の大阪府での挑戦手合対局は19回目。成績は15勝3敗。芝野の大阪府での挑戦手合は4回目。成績は2勝1敗。
 定刻の9時00分に立会人の坂口隆三九段の合図により芝野の先番で対局が始まった。 持ち時間は各8時間。1日目は本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり2日(水)に2日目が打ち継がれる。

 対局については「毎日新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信(1日目2日目)、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「毎日新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


前日のコメント

本因坊文裕
「(第2局について聞かれ)一日目に不本意な手がいくつかあって、必要以上に悲観していた。二日目は苦しいことを承知でやっていったので後悔はない。 最後はポカがあったので、そこは改善していきたい。1勝1敗になったので、気持ちを新たに頑張っていきたい。着手の質を上げて目の前の一局を大事にベストを尽くしたい。 (対局会場の守口について)来たことはある。家から非常に近いため、コンディション面では盤石で望めるのではないかと思う。 (大阪でのタイトル戦勝率15勝3敗、本因坊戦5戦5勝と言われ)盤の前に座ればどこでも変わりはないが、大阪だということで安心して望めているのではないかと思う」
芝野虎丸王座
「(第2局について聞かれ)大きなミスもなくうまく打てたと思うが、相手のミスがあったのが大きかった。 (対局会場の守口について)初めてきた。アウェイだと思っていたが、ついた瞬間にすごく歓迎していただき嬉しかった。 自分がスーパーヒーローになった気分だった。1局勝ってすごく楽になった。次も集中して望みたい」
芝野の先番で対局開始 初手は16の四 ホシ
初手は16の四 ホシ(画像提供:日本棋院囲碁チャンネル
先に入室し碁盤を清める芝野
地元大阪では.833の勝率を誇る文裕
対局場所の「ホテル・アゴーラ大阪守口





陣容

タイトルホルダー 本因坊文裕(棋聖・名人・本因坊)
挑戦者 芝野虎丸王座
立会人 坂口隆三九段
新聞解説 結城聡九段
映像解説 解説:今村俊也九段、聞き手:佃亜紀子六段
記録 吉川一三段村本渉三段
幽玄の間解説 大橋成哉七段
日本棋院囲碁チャンネル 大橋成哉七段、他

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