芝野が73手目を封じて、1日目を終える【第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負第5局】


本因坊文裕
VS
芝野虎丸王座
 

 10連覇を目指す本因坊文裕(=井山裕太九段)に芝野虎丸王座が挑戦する 第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負(主催:毎日新聞社、 日本棋院、関西棋院/協賛:大和証券グループ) 第5局が6月21日(月)に長野県松本市 「松本ホテル花月」で開始した。
 定刻の9時00分に立会人の山城宏九段の合図により芝野の先番で対局が始まった。 午前中に54手目まで進んだ対局は、昼食あけに芝野が55手目を打った後、文裕が56手目をおよそ90分の大長考の末、3の十二に打ち込んだ。 その後両者慎重に打ち進め、芝野が73手目を66分の大長考の末封じて打ち掛けとなった。 封じ手時刻は17時11分。消費時間は持ち時間各8時間のうち、 黒番の芝野が3時間42分、白番の文裕が3時間29分だった。 この対局は22日(火)9時に再開され同日夜に終局の見込み。

 対局については「毎日新聞」、 「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信 (1日目2日目)、 およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
 また詳細・解説については「毎日新聞」の観戦記、 毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。


第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負第5局 封じ手局面図

黒:芝野虎丸王座 白:本因坊文裕

(幽玄の間解説:伊田篤史八段
芝野が73手目を封じて1日目が終了
封じ手封筒 明日の朝まで厳重に保管される
対局場所の「松本ホテル花月
徒歩およそ5分の位置にある「国宝 松本城」
文裕昼食:季節のパスタ
芝野昼食:季節のホテルカレー
文裕おやつ:フルーツ盛り合わせとぶどうジュース
芝野おやつ:フルーツ盛り合わせと洋梨ジュース
検討陣 左から、幽玄の間解説の 伊田篤史八段、大盤解説の柳澤理志六段、 記録の鶴田和志六段、新聞解説の山下敬吾九段
新聞解説の山下敬吾九段日本棋院囲碁チャンネルに出演し、15時のおやつの食レポを実施





陣容

タイトルホルダー 本因坊文裕(棋聖・名人・本因坊)
挑戦者 芝野虎丸王座
立会人 山城宏九段
新聞解説 山下敬吾九段
記録 鶴田和志六段高雄茉莉初段
大盤解説 解説:柳澤理志六段、聞き手:金賢貞四段
幽玄の間解説 伊田篤史八段
日本棋院囲碁チャンネル 伊田篤史八段、他

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