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10連覇を目指す本因坊文裕(=井山裕太九段)に芝野虎丸王座が挑戦する
第76期本因坊戦挑戦手合七番勝負(主催:毎日新聞社、
日本棋院、関西棋院/協賛:大和証券グループ)
第6局が6月29日(火)に三重県鳥羽市 「戸田家」で開始した。
定刻の9時00分に立会人の羽根泰正九段の合図により文裕の先番で対局が始まった。
持ち時間は各8時間。1日目は本日夕刻に封じ手による打ち掛けとなり30日(水)に2日目が打ち継がれる。
三重県で行われる本因坊戦挑戦手合は2年連続36回目、都道府県別開催回数2位。1位は37回の神奈川県、3位は35回の静岡県。三重県での他棋戦を含めた挑戦手合は56回目。
文裕の三重県での挑戦手合は13回目。成績は9勝3敗。芝野の三重県での挑戦手合は3回目。成績は0勝2敗。
シリーズはここまで芝野の3勝2敗。芝野が最年少での本因坊を獲得するか、文裕が追いつくか注目だ。
対局については「毎日新聞」、
「日本棋院囲碁チャンネル」の映像ライブ配信
(1日目/
2日目)、
およびネット対局「幽玄の間」等にてご覧いただけます。
また詳細・解説については「毎日新聞」の観戦記、
毎週月曜日発売の「週刊碁」、 毎月20日発売の月刊誌「碁ワールド」等にてご覧いただけます。
前日のコメント
- 本因坊文裕
- 「(調子が上向いているようだが)第4局のあとの甲級リーグでひとつ結果がでたことは自分にとって大きく、きっかけとなった。 (三重県では13回目)他棋戦も含めたくさんお世話になっている。安心して対局に臨める戦いやすい場所。昨年も防衛した場所でいいイメージ。 (意気込み)早い段階で追い込まれたが逆にやることは決まっているので迷いなくできる。ベストを尽くしたい」
- 芝野虎丸王座
- 「(振り返って)いいところも悪いところもあったと思う。全体的に一方的に押されているとも感じない。自分の力は出せている。 (白番ですが白番の勝率がよい)白番の成績がよいのは自分でも知っている。気持ち的に楽に打てている部分があるのかも。 (勝てばタイトル奪取)前局から勝てば奪取という状態だがそれをきにするというよりも七番勝負で6局以降が初めて。後半戦は違う空気があると思うので、楽しむことができたら」
陣容
タイトルホルダー | 本因坊文裕(棋聖・名人・本因坊) |
挑戦者 | 芝野虎丸王座 |
立会人 | 羽根泰正九段 |
新聞解説 | 小県真樹九段 |
記録 | 稲垣陽五段、羽根彩夏初段 |
大盤解説 | 解説:伊田篤史八段、聞き手:重野由紀二段 |
幽玄の間解説 | 六浦雄太七段 |
日本棋院囲碁チャンネル | 伊田篤史八段、他 |