一力、勝利をあげられず【第9回応氏杯世界囲碁選手権準決勝三番勝負第1局】


 4年に一度開催される応昌期基金会主催の国際棋戦「第9回応氏杯世界囲碁選手権」の準決勝三番勝負第1局、 一力遼九段-謝科八段(中国)戦がネット対局で行われ、謝科が214手までで白番中押し勝ちした。
 一力は中盤までAIの評価値では優勢を築くも時間配分に苦慮。コミ2目を出し、持ち時間20分を2回買ったが及ばず勝利をあげることはできなかった。 第2局は1月12日11時より行われる。もう一方の準決勝は、韓国の申真諝九段が中国の趙晨宇八段に黒番中押し勝ちし先勝した。
 ※:本棋戦の持ち時間:3時間。使い切ると20分ずつ2目コミだし(2回まで)
 この対局の模様は日本棋院ネット対局「幽玄の間」でライブ中継、 日本棋院囲碁チャンネル映像ライブ配信いたしました。

終局後のコメント

一力遼九段
「内容的にまずかったというより時間配分で(序盤に)少し使い過ぎてしまった。そこを修正して(第2局に)臨みたい」


1月10日(日)準決勝第1局の結果(左勝者 △先番)

 謝科八段 (中国)-△一力遼九段
△申真諝九段(韓国)- 趙晨宇八段(中国)

一力、第2局からの巻き返しに期待
メディアのインタビュー
日本棋院囲碁チャンネルでは小山空也四段風間隼四段が解説
終局図




出場選手

日本
前回優勝者
唐韋星九段
中国
柯潔九段、ミ昱廷九段、楊鼎新九段、辜梓豪九段、范廷鈺九段、江維傑九段、謝爾豪九段、趙晨宇八段、陶欣然八段、謝科八段、党毅飛九段
韓国
朴廷桓九段、申真諝九段、申旻埈九段、卞相壹九段、李東勲九段、金志錫九段、安成浚八段
中華台北
林立祥八段、許皓鋐六段、李維五段
ヨーロッパ
Ali Jabarin二段
北米
李立言初段

対局概要

対局日時
1回戦 2020年9月8日(火)11:00
2回戦 2020年9月9日(水)11:00
準々決勝 2020年9月11日(金)11:00
準決勝三番勝負 2021年1月10,12,14日
  ※決勝三番勝負は未定
対局場所
日本棋院東京本院7階 インターネット対局
対局規定
応昌期ルール持時間各3時間
使い切ると20分ずつ2目コミ出し(2回まで)
対局組合せ
30名によるトーナメント戦
2020年9月7日(月)に抽選により決定