呉依銘が3連勝【湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦 第1ラウンド第3戦】


 日本、韓国、中国の各国女流棋士5名による勝ち抜き団体戦、「湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦」の第1ラウンドの第3戦が5月24日(火)に行われた。
 日本からは、囲碁ナショナルチーム選考会議で選出された藤沢里菜五段上野愛咲美四段鈴木歩七段謝依旻七段仲邑菫二段が出場している。
 第3戦はここまで2連勝中の中国の呉依銘三段と日本の鈴木が対戦したが、240手までで黒番の呉が11目半勝ちを収め3連勝を達成した。鈴木は日本チームの初勝利をあげることはできなかった。
 25日の第4戦では4連勝をかけ呉依銘三段と韓国の許瑞玹三段が対戦する。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各国間の移動制限が生じているため、湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦第1ラウンドはインターネット対局にて行います。
 この対局の模様は、「日本棋院囲碁チャンネル」(日本選手の対局のみ)、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。


中盤までは競り合っていた鈴木だったが...


日本棋院囲碁チャンネルでは謝依旻七段、上野梨紗初段、張豊猷八段が解説


中国の呉はこれで3連勝


終局後、チームメイトの謝と対局を振り返る

第1回湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦第3戦 終局図

黒:呉依銘三段 白:鈴木歩七段 240手完、黒11目半勝ち


棋戦概要

棋戦名
湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦
主催
ソウル新聞、韓国棋院
主管
韓国棋院
協賛
湖盤建設
優勝賞金
1億ウォン
対局日時
第1ラウンド:5月22日(日)~28日(土)14時(日本時間)開始
対局場所
日本棋院東京本院
対局規定
コミ6目半、持時間各1時間、秒読み1分1回

棋各国選手

日本
韓国
崔精九段、呉侑珍九段、金彩瑛七段、許瑞玹三段、李スルジュ初段
中国
於之瑩七段、陸敏全六段、周泓余六段、李赫五段、呉依銘三段