フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)主催、公益財団法人日本棋院協力による『第2回フマキラー 囲碁女流ブレーンズマッチ』が 2022年11月11日(金)12日(土)の2日間にわたり広島で開催された。
参加女流棋士は、藤沢 里菜女流本因坊、上野 愛咲美女流立葵杯、 第1回優勝者の謝 依旻七段、万波 佳奈四段、 万波 奈穂四段、仲邑 菫三段の6名にくわえ、 台湾から黒 嘉嘉七段も参加(初参戦・準決勝シード)し、7名によるトーナメント戦が行われた。
結果は、藤沢里菜女流本因坊が、1回戦で上野、準決勝で黒、決勝で仲邑に勝って優勝を収めた。
優勝コメント
「1回戦は初めてのフィッシャー方式による対局で、上野さん、黒さん、仲邑さんという強い相手に勝って優勝できたことに驚いている。 昨年は1回戦で敗退してしまったが、今年はすばらしい研究棟で決勝を打つことができてうれしかった。広島は大好きなのでまた来たい。」
【1回戦】
11日に広島県広島市のルッソダイニングで行なわれた1回戦では、
藤沢里菜女流本因坊、万波佳奈四段、仲邑菫三段が勝って準決勝に駒を進めた。
1回戦の結果 11月11日(金)16時30分~(左勝者、△黒番)
勝者 | 結果 | 相手 | ||
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△ | 藤沢 里菜 女流本因坊 | 211手・中押 | 上野愛咲美 女流立葵杯 | |
△ | 仲邑 菫 三段 | 193手・中押 | 謝 依旻 七段 | |
万波 佳奈 四段 | 242手・中押 | △ | 万波 奈穂 四段 |
【エキシビジョンマッチ】
また、1回戦と同時に、黒 嘉嘉 七段と 安田 明夏 初段によるエキシビジョンマッチも行われた。
エキシビジョンマッチの結果 11月11日(金)16時30分~(△黒番)
勝者 | 結果 | 相手 | ||
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黒 嘉嘉 七段 | 130手・打ち掛け | △ | 安田 明夏 初段 |
【準決勝】
明けて14日の午前に広島県廿日市市のフマキラー新研究開発棟「ブレーンズ・パーク広島」で行なわれた準決勝では、藤沢と仲邑が勝って決勝に駒を進めた。
準決勝の結果 11月12日(土)10時00分~(左勝者、△黒番)
勝者 | 結果 | 相手 | ||
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△ | 藤沢 里菜 女流本因坊 | 161手・中押 | 黒 嘉嘉 七段 | |
仲邑 菫 三段 | 168手・中押 | △ | 万波 佳奈 四段 |
【決勝・三位決定戦】
同日午後に行なわれた決勝・三位決定戦では、それぞれ藤沢と黒が勝って優勝・三位を決めた。
決勝・三位決定戦の結果 11月12日(土)14時00分~(左勝者、△黒番)
勝者 | 結果 | 相手 | ||
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△ | 藤沢 里菜 女流本因坊 | 245手・中押 | 仲邑 菫 三段 | |
黒 嘉嘉 七段 | 202手・中押 | △ | 万波 佳奈 四段 |
第2回フマキラー囲碁女流ブレーンズマッチはネット対局「幽玄の間」で棋譜配信をお送りしました。
YouTubeの「fumakillaVideo」では日本向け映像配信をお送りしました。
YouTubeの「日本棋院囲碁チャンネル」で台湾向け映像配信(通訳:林 漢傑 八段)をお送りしました。