藤沢待望!日本に初勝利もたらす【湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦 第1ラウンド第7戦】


 日本、韓国、中国の各国女流棋士5名による勝ち抜き団体戦、「湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦」の第1ラウンドの最終戦・第7戦が5月28日(土)に行われた。
 日本からは、囲碁ナショナルチーム選考会議で選出された藤沢里菜五段上野愛咲美四段鈴木歩七段謝依旻七段仲邑菫二段が出場している。
 第7戦は日本の4番手・藤沢と韓国の3番手の金彩瑛七段が対戦し、藤沢が205手までで黒番中押し勝ちを収め、日本チームに待望の初勝利をもたらした。
 第8戦以降の第2ラウンドは10月に行われる予定。
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各国間の移動制限が生じているため、湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦第1ラウンドはインターネット対局にて行います。
 この対局の模様は、「日本棋院囲碁チャンネル」(日本選手の対局のみ)、インターネット対局「幽玄の間」にて配信します。


終始難しい戦いだったが、終盤一気に突き放した


終局後、日本棋院囲碁チャンネルで解説の首藤瞬八段と振り返る藤沢


韓国も第1ラウンドは金彩瑛の1勝のみとなった


対局前には必ず金属探知機でチェックを受ける

第1回湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦第7戦 終局図

黒:藤沢里菜五段 白:金彩瑛七段 205手完、黒中押し勝ち


棋戦概要

棋戦名
湖盤杯ソウル新聞世界女子囲碁覇王戦
主催
ソウル新聞、韓国棋院
主管
韓国棋院
協賛
湖盤建設
優勝賞金
1億ウォン
対局日時
第1ラウンド:5月22日(日)~28日(土)14時(日本時間)開始
対局場所
日本棋院東京本院
対局規定
コミ6目半、持時間各1時間、秒読み1分1回

棋各国選手

日本
韓国
崔精九段、呉侑珍九段、金彩瑛七段、許瑞玹三段、李スルジュ初段
中国
於之瑩七段、陸敏全六段、周泓余六段、李赫五段、呉依銘三段