第６回天台山農商銀行杯世界女子団体選手権が、５月10日から中国浙江省台州市天台県で開かれている。
参加国・地域は主催の中国をはじめ、日本、韓国、中華台北で、各選手が３名で争う団体戦だ。
日本からの参加選手は、謝依旻六段、藤沢里菜三段、牛栄子初段（団長兼コーチとして林子淵八段）という日本の女流のトップを今まさに争っている３名だ。
10日、日本は中国と激突。謝六段が魯佳二段に勝ったものの、藤沢三段と牛初段が負けて１―２に終わり、11日には日本は韓国に３敗と苦戦に陥っている。
12日の対局は、日本が中華台北と対戦し、実質の３位争いの状況にある。中韓対決が「決勝戦」にあたる対決になっている。夕方までに終局し、優勝が決まる予定。
11日までの結果は以下の通り。
大会結果
〈５月10日〉第１ラウンド
| （日本１―２中国） | ||
|---|---|---|
| △謝 依旻六段（日） | 中押 | 魯 佳二段（中） |
| △於 之瑩五段（中） | 中押 | 藤沢里菜三段（日） |
| △李 赫五段（中） | ４目半 | 牛 栄子初段（日） |
| （韓国３―０中華台北） | ||
| 崔 精七段（韓） | 中押 | △黒 嘉嘉七段（台） |
| △呉 侑珍五段（韓） | 中押 | 張 凱馨五段（台） |
| 朴 鋕恩九段（韓） | 中押 | △張 正平三段（台） |
〈５月11日〉第２ラウンド
| （日本０―３韓国） | ||
|---|---|---|
| 呉 侑珍五段（韓） | ２目半 | △謝 依旻六段（日） |
| △崔 精七段（韓） | 半目 | 藤沢里菜三段（日） |
| △朴 鋕恩九段（韓） | 中押 | 牛 栄子初段（日） |
| （中国３―０中華台北） | ||
| 於 之瑩五段（中） | １目半 | △黒 嘉嘉七段（台） |
| 李 赫五段（中） | 中押 | △張 正平三段（台） |
| △魯 佳二段（中） | 中押 | 張 凱馨五段（台） |
（左側が勝者。△印は先番）
各国選手
| 日本 | 謝依旻六段、藤沢里菜三段、牛栄子初段 |
| 中国 | 於之瑩五段、李赫五段、魯佳二段 |
| 韓国 | 朴鋕恩九段、崔精七段、呉侑珍五段 |
| 中華台北 | 黒嘉嘉七段、張凱馨五段、張正平三段 |
大会規定
- 中国ルール 持時間各２時間 秒読み1分単位で5回 時間切れ負け。
- 個人 リーグ戦で３ラウンドを行う。
- 各国、勝敗がつかなかった場合は主催者のルールに従う。