2020年の日本棋院公式戦が28日で終了し、年間「最多勝ち星」「対局数」「勝率」「連勝」ランキングが確定した。
一力遼二冠(天元・碁聖)が勝ち星、対局数、勝率で1位となった。勝ち星、対局数、勝率の3部門で1位となるのは、2012年の井山裕太本因坊(当時)以来。
連勝部門は、長徳徹志二段が14連勝で初の1位。また、一力遼二冠が11連勝(継続中)、9連勝で2度のトップ5入りを記録した。
女流棋士では藤沢里菜女流本因坊が35勝15敗 .700で勝ち星・勝率で1位、
上野愛咲美扇興杯が57局(34勝23敗)で対局数1位、下坂美織三段、
牛栄子三段が8連勝で連勝1位となった。
タイトル | 獲得棋士 | 記録 | 備考 |
最多勝 | 一力 遼二冠 | 53勝 | 4年ぶり2回目 |
最多対局 | 一力 遼二冠 | 66局 | 4年ぶり2回目 |
最高勝率 | 一力 遼二冠 | .803 | 2年連続3回目 |
連勝 | 長徳徹志二段 | 14連勝 | 初 |
連勝ランキング |
1 | 長徳徹志二段 | 14連勝 | 2020/04/02-2020/09/07 |
2 | 一力 遼二冠 | 11連勝 | 2020/11/30-2020/12/24(継続中) |
3 | 六浦雄太七段 | 10連勝 | 2020/02/06-2020/03/30 |
4 | 井山裕太三冠 | 9連勝 | 2020/03/05-2020/06/25 |
4 | 一力 遼二冠 | 9連勝 | 2020/07/06-2020/08/06 |
4 | 許 家元八段 | 9連勝 | 2020/03/05-2020/04/03 |
4 | 金澤秀男八段 | 9連勝 | 2020/07/13-2020/09/10 |
4 | 本木克弥八段 | 9連勝 | 2020/09/03-2020/11/19 |
黒番白番勝率(2020年コミ6目半の対局) |
黒番勝ち | 1773局 | 50.27% |
白番勝ち | 1754局 | 49.73% |
※:コミ6目半の対局は2002年11月から棋戦ごとに順次移行。年間集計は18回目。(2002年は6目半の対局が少ないため2003年と合算)
※:本戦以上(挑戦手合・リーグ戦・本戦)では黒番勝ちが384局、白番勝ちが419局。本戦以上では白番が2年ぶりの勝ち越し
※:黒番が3年ぶりの勝ち越し。黒番勝ち越しは13回目。白番最高勝率は2018年の50.88%。黒番最高勝率は2008年の52.09%
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