日本主催の唯一の女流国際棋戦、SENKO CUPワールド碁女流最強戦2021(特別協賛:
センコーグループホールディングス株式会社)が3月22日(月)に新型コロナ感染症の影響による渡航制限のため日本棋院ネット対局『幽玄の間』上で開幕した。
22日は11時より1回戦が行われ、上野愛咲美扇興杯が桑原陽子六段に白番中押し勝ち、
向井千瑛六段が中華台北の兪俐均三段に黒番中押し勝ちをおさめ準決勝に進んだ。
藤沢里菜四段は中国の於之瑩六段に、謝依旻六段は韓国の崔精九段にそれぞれ敗れた。
準決勝は、23日(火)11時より、向井は於と、上野は崔と対戦する。
この棋戦の詳細は特設ページを参照ください。
この棋戦の模様は、日本棋院囲碁チャンネルおよび、
日本棋院ネット対局幽玄の間で棋譜ライブ配信いたします。
終局後のコメント
- 上野愛咲美扇興杯
- 「序盤からよくわからなかったが、最後はきちんと読むことができた。明日は、バナナとか用意して体調を整えて臨みたい。(今朝は縄跳びは?)ホテルの下で始めたら公園に案内された。(周りの目もあったので)333回でした。」
- 向井千瑛六段
- 「まだ実感がないが、1回戦を突破できてうれしく思う。棋譜をみて兪さんは力戦派なので自分の戦えるところで戦おうと思っていた。(明日の意気込みを)この大会に参加できることがうれしい。1局1局自分の力を出し切れるようにがんばりたい」
- 藤沢里菜四段
- 「ずっと難しかった。右上の死活がコウだったのに最後のほうで気がついた。もっと早くに気がついていれば。ですけど自分なりに精一杯戦えた。(今後に向けて)しっかりと反省して強くなれたらなと思う。」
- 桑原陽子六段
- 「最新の形などは息子から聞くことが多い。次男からは「抽選がんばってね」と言われた(笑)。(海外勢と打ってみたかったか)国際戦は久しぶり。打ちたい気持ちもあった。他の日本選手を応援したい。」
- 謝依旻六段
- 「序盤はいい勝負だったと思うが、中盤の判断が甘く崩れてしまった。(対崔精戦の)いままでの対局の中では今日が一番がんばった」
1回戦の結果(左勝者、△黒番)
3月22日(月)11時00分~勝者 | 結果 | 対戦相手 | ||
---|---|---|---|---|
上野愛咲美扇興杯 | 中押し | △ | 桑原陽子六段 | |
△ | 向井千瑛六段 | 中押し | 兪俐均三段(中華台北) | |
於之瑩六段(中国) | 2目半 | △ | 藤沢里菜四段 | |
崔精九段(韓国) | 2目半 | △ | 謝依旻六段 |
■1回戦
■準決勝
■決勝・3位決定戦