「謝ファミリー」が優勝!【トライカップ プロ囲碁団体戦】


日本棋院所属棋士が女流棋士1名を含む3名1組のチームを組む団体戦トライカップ プロ囲碁団体戦(主催・日本棋院、協賛・株式会社市橋工業株式会社KUBOXT、協力・ヤマダ電機)の4回戦、5回戦が、4月16日に大阪市浪速区のヤマダ電機LABI1なんば 4階イベントスペースLABI Gateで行われた。
出場しているのは、1月に行われた予選を勝ち抜いた美織会(張豊猷八段林漢傑七段下坂美織二段)、謝ファミリー(平田智也七段謝依旻女流三冠本木克弥八段)、いち碁(下島陽平八段山本賢太郎五段万波奈穂三段)、奇跡(村松大樹六段吉川一二段宮本千春初段)、Darkhorse(鶴田和志四段六浦雄太三段牛栄子初段)の5チーム。
本大会では、主将・副将・三将の名簿は対局開始10分前に提出。直前になって初めて対局相手がわかるシステムを採用している。

2日目の結果は、4回戦は、美織会が奇跡に2勝1敗、謝ファミリーがDarkhorseに2勝1敗、5回戦は、いち碁がDarkhorseに2勝1敗、謝ファミリーが奇跡に3勝であった。
その結果、「謝ファミリー」がチーム4勝0敗、個人戦11勝1敗の圧倒的成績で、第1回トライカッププロ囲碁団体戦の王者となった。1日目の結果はこちらを参照。

会場では、小松英樹九段山田規三生九段佐々木毅六段小松大樹二段、手空きチームによる大盤解説会が行われ、さらに、ゲストとして囲碁大使の戸島花さんが出演し、大勢の囲碁ファンとともに大いに盛り上がった。

4回戦の結果(上段から、主将・副将・三将)

美織会
張豊猷八段
林漢傑七段
×下坂美織二段
2-1 奇跡
×吉川一二段
×村松大樹六段
宮本千春初段
Darkhorse
×鶴田和志四段
×牛栄子初段
六浦雄太三段
1-2 謝ファミリー
平田智也七段
謝依旻女流三冠
×本木克弥八段

5回戦の結果(上段から、主将・副将・三将)

Darkhorse
六浦雄太三段
×鶴田和志四段
×牛栄子初段
1-2 いち碁
×山本賢太郎五段
下島陽平八段
万波奈穂三段
謝ファミリー
謝依旻女流三冠
本木克弥八段
平田智也七段
3-0 奇跡
×宮本千春初段
×吉川一二段
×村松大樹六段

対戦結果


チーム名1回戦2回戦3回戦4回戦5回戦チーム成績
個人戦勝利数
順位
1美織会 ◯ 2-1
Darkhorse
◯ 3-0
いち碁
× 0-3
謝ファミリー
◯ 2-1
奇跡
(手空き) 3勝1敗
7勝
2位
2Darkhorse × 1-2
美織会
◯ 2-1
奇跡
(手空き) × 1-2
謝ファミリー
× 1-2
いち碁
1勝3敗
5勝
3位
3いち碁 × 0-3
謝ファミリー
× 0-3
美織会
× 1-2
奇跡
(手空き) ◯ 2-1
Darkhorse
1勝3敗
3勝
5位
4謝ファミリー ◯ 3-0
いち碁
(手空き) ◯ 3-0
美織会
◯ 2-1
Darkhorse
◯ 3-0
奇跡
4勝0敗
11勝
優勝
5奇跡 (手空き) × 1-2
Darkhorse
◯ 2-1
いち碁
× 1-2
美織会
× 0-3
謝ファミリー
1勝3敗
4勝
4位

優勝した「謝ファミリー」(左から、本木克弥八段、謝依旻女流三冠、平田智也七段)
出場チーム(左から3人1組で「奇跡」「謝ファミリー」「いち碁」「Darkhorse」「美織会」)
4戦全勝の平田智也七段
4戦全勝の謝依旻女流三冠
優勝チームを代表して謝依旻女流三冠に協賛の市橋優代表取締役社長より賞金目録の贈呈
会場となったヤマダ電機LABI1なんば

トライカップ プロ囲碁団体戦は、「NHK囲碁フォーカス」で6月4日放送予定です。
日本棋院ネット対局「幽玄の間」で全局ライブ中継いたしました。15日の2回戦、3回戦の注目局を大橋成哉七段、16日に行われた4回戦、5回戦の注目局を仲邑信也九段の解説付きで中継いたしました。